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駿台「コーチング・マネジメント・システム」4月運用開始

 駿河台学園は2023年3月13日、エスエイティーティー、JDSCと共同開発したコーチング・マネジメント・システム(CMS)を4月から運用することを発表した。新たな4機能を追加し、学習指導の高度化と標準化を目指す。

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 駿河台学園は2023年3月13日、エスエイティーティー、JDSCと共同開発したコーチング・マネジメント・システム(CMS)を4月から運用することを発表した。新たな4機能を追加し、学習指導の高度化と標準化を目指す。

 CMSは、クラス担任の指導経験の多寡を問わず、教員全員が駿台ならではの良質かつ高度な受験指導を可能とすることで、学習指導の高度化と標準化を実現するコーチング管理システム。2020年から稼働しているラーニング・マネジメント・システム(LMS)の拡張機能として、新たに以下の4機能を実装した。

 「進路参考生徒検索機能」では、従来の手法から時間効率を大きく改善。生徒との個別面談や進路指導等で、模試成績や志望大学が合致する過去在籍者の成績情報を提示し、学習方法や合格への道のりを示すことができる。

 「クラス統計情報」では、「10秒アンケートによると『平日の勉強時間』のクラス平均は8.56時間です(前回7.82時間)」といったクラスの平均データや、「模試アンケートの回答によると、5割回収時点で『力を発揮できなかった』と感じている生徒が半数を超えています」等、指導が必要な場合にアラートとともに、適切なクラス指導方法例を表示する。

 「面談記録の選択型機能」では、入力方法をテキスト入力から選択型へ変更し時間効率を改善。頻度の高い「課題」に対し、効果のあった「対応策」を優先的に表示する。

 「コーチング辞典」では、指導マニュアルを電子化し、コーチングの指導方針や指導例等を容易に検索可能。模試や生徒アンケート等で指導が必要な場合の対応方法を一覧で確認でき、各指導例の全国使用回数と成功率も表示する。クラス担任の経験の差によらず、有用な対処方法を実践することで、指導の高度化と標準化を実現できるという。

 新機能を搭載したCMSは4月より駿台予備学校において運用を予定している。

《川端珠紀》

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