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地域移行に対応「部活動指導士養成講習会」3月

 日本スポーツクラブ協会は2023年3月10日~12日、駒沢オリンピック公園陸上競技場会議室にて「学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会」を開催する。受講料6万円。

イベント 教員

 日本スポーツクラブ協会は2023年3月10日~12日、駒沢オリンピック公園陸上競技場会議室にて「学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会」を開催する。受講料6万円。

 2018年(平成30年)に制定された「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を受け、2023年度(令和5年度)から始まる学校運動部活動の地域への移行に向けたモデル事業が、全国各地で始まっている。しかし、移行のあり方については具体的な方針等が示されておらず、学校現場において混乱が生じる等、円滑な移行が危惧される状況にある。

 今回の講習会は、このような状況を整理するとともに、学校現場が求める即戦力となる運動部活動指導者の育成を図ることを目的に設定。学校教育法、運動部活動のマネジメント、児童・生徒の理解、アンガーコントロール等の「理論編」と、運動学習理論、体力トレーニング、スポーツ指導法、コーディネーショントレーニング等のスポーツ科学領域の「演習編」の2種類で構成する。

 「理論編」は、部活動指導員の資格検定を目的とし、配信を利用したオンデマンド形式で、オンラインテスト(CBT)によるA級検定を行う。また、次年度では「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」の理解度を確認するC級検定事業を開始する。

 「演習編」は、集合型対面式の講義と実技を組み合わせて実施。講習会後1か月に課題レポートを提出し、合格した受講者には講習会認定書が付与される。

 「理論編」の資格検定および「演習編」の講習会合格者には、「学校運動部活動指導士」の資格が付与され、資格保持者には、体罰やハラスメント根絶を厳守する「ハラスメント防止宣言」が義務付けられる。

 受講対象者は、児童生徒のスポーツ・運動部指導に興味や関心・経験等のある満18歳以上の人、および地域スポーツクラブ(総合型クラブを含む)での児童生徒のスポーツ指導経験者。受講料は形態によって異なるが、おおむね6万円。受講希望者は、申込書を協会事務局宛にメール等で送付する。申込書は日本スポーツクラブ協会のWebサイトからダウンロードできる。

◆学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会
日程:2023年3月10日(金)~3月12日(日)
※配信講座は2023年3月21日(火・祝)まで
会場:駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場会議室(東京都世田谷区駒沢公園1-1)
対象:児童生徒のスポーツ・運動部指導に興味や関心・経験等のある満18歳以上の人、および地域スポーツクラブ(総合型クラブを含む)での児童生徒のスポーツ指導経験者
募集人数:40名(先着順)
受講料:受講形態態によって異なる
受講のみの人を除きセット料金(受講料+資格取得費用+資料代)
(1)初めての受講で学校運動部活動指導士資格を取得する 6万円
(2)協会維持会員等で学校運動部活動指導士資格を取得する 5万7,000円
(3)高齢者体力テスト指導士認定者で資格を取得する 5万9,000円
(4)学校運動部活動指導士を取得している 2万5,000円
(5)受講のみ(受講料+資料代) 5万5,000円
※資格取得費用1万1,000円(内訳:レポート審査料2,200円/認定料2,200円/登録料2か年度分6,600円)
申込方法:申込書を協会事務局宛にメール等で送付する

<カリキュラムと講師の例>
講義科目:(総合型)地域スポーツクラブと運動部活動(事例発表)
担当者:菊地正氏
所属:高津総合型スポーツクラブSELF

講義科目:中学生年代の体力トレーニング法
担当者:杉田正明氏
所属:日本体育大学

講義科目:スポーツ指導法(初心者・初級者指導のコツ)
担当者:細越淳二氏
所属:国士舘大学

講義科目:部活動指導員の職務と部活動の組織運営
担当者:日比野幹生氏
所属:日本体育大学

講義科目:部活動改革と地域スポーツ(地域スポーツNOW!)
担当者:久田晴生氏
所属:スポーツ庁

講義科目:学校スポーツ施設・設備・用具の安全管理
担当者:瀬戸口祐剛氏
所属:セノー

講義科目:中学生年代に必要なスポーツ栄養学
担当者:長島未央子氏
所属:KAGO食スポーツ


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