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【大学入学共通テスト2025】既卒者に「旧情報」出題、新科目「情報I」と得点調整

 大学入試センターは2021年12月17日、2025年度大学入学共通テストについて「『情報』の出題方法」と「得点調整の対象教科・科目」について発表した。新教科「情報」では、既卒者向けに経過措置科目「旧情報(仮)」を出題し、新科目「情報I」と得点調整を行う。

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 大学入試センターは2021年12月17日、2025年度(令和7年度)大学入学共通テストについて「『情報』の出題方法」と「得点調整の対象教科・科目」について発表した。新教科「情報」では、既卒者向けに現行の教育課程の内容を出題範囲とする経過措置科目「旧情報(仮)」を出題し、新科目「情報I」と得点調整を行う。

 「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」(2021年7月30日付)と「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告(補遺)」(2021年9月29日付)を受け、「『情報』の出題方法」と「得点調整の対象教科・科目」を決定し、公表した。

 新教科「情報」では、新教育課程に対応した「情報I」とは別に、既卒者に向けて現行の教育課程の「社会と情報」および「情報の科学」の内容を出題範囲とする経過措置科目「旧情報(仮)」を出題する。「旧情報(仮)」においては、高校等で「社会と情報」「情報の科学」のいずれかの科目を履修していても不利益が生じないよう、両科目の共通部分に対応した必答問題に加え、各科目に対応した問題を出題し、選択解答させる。

 「情報I」と「旧情報(仮)」は、得点調整の対象科目とする。情報の他、2025年度大学入学共通テスト(以下、共通テスト)で経過措置科目を出題する「地理歴史」「公民」「数学1」「数学2」も、新教育課程科目と経過措置科目の間で、試験問題の難易差により平均点差が大きく開くことで合否等に多大な影響を及ぼし、不公平感や混乱等が生じる恐れがあるとして、得点調整の対象とする。

 得点調整の対象科目は、地理歴史が「地理総合、地理探究」「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」「旧世界史B」「旧日本史B」「旧地理B」の間、公民が「公共、倫理」「公共、政治・経済」「旧現代社会」「旧倫理」「旧政治・経済」「旧倫理、旧政治・経済」の間、数学のグループ1が「数学I、数学A」と「旧数学I・旧数学A」の間、数学のグループ2が「数学II、数学B、数学C」と「旧数学II・旧数学B」の間、理科が「物理」「化学」「生物」「地学」の間。

 現行の共通テストでは、「倫理、政治・経済」は得点調整の対象に含めていないが、2025年度共通テストでは「旧倫理、旧政治・経済」も得点調整の対象科目とする。なお、得点調整を実施する場合の条件や方法については、別途定める。

 これにともない、「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストに関する検討状況」の一部を更新。新科目「情報I」に加え、経過措置科目「旧情報(仮)」についても試作問題(配点付き)を作成する。試作問題(配点付き)は、科目構成が大きく変わる「地理歴史」「公民」「数学」と、新たに出題教科として設定される「情報」を対象に2022年(令和4年)秋冬ころに公表予定。
《奥山直美》

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