Scratchとは
読み
すくらっち
表記
Scratch
分類
ソフトウェア
ひとことで言うと
「初心者向けにMITメディアラボが開発した、教育用プログラミング言語の1つ」
解説
「Scratch」は、「MINDSTORMS」「LOGO」などと同じく、“初心者がプログラミングを学習するための、プログラミング言語”の1つだ。
8歳~16歳の子どもが、プログラムの記述やアルゴリズムの構築などの基本事項を、ゲーム制作などを通じて、自然に楽しくわかりやすく学べることを目指している。MITメディアラボのミッチェル・レズニック氏が主導し、2000年代に入って開発された。「Imagine, Program, Share」(想像し、プログラミングし、共有する)をスローガンにしている。
「Scratch」には、従来の教育用プログラミング言語より、視覚や触覚に訴えかける仕組み、マルチメディアへの対応が用意されているのが特徴となっている。開発環境のインターフェイスについても、グラフィカルなものとなっており、マウスのドラッグ&ドロップ操作で、「ブロック」と呼ばれるパーツを組み合わせてプログラミングを進める形だ。
開発環境は、ブラウザから「Scratch」公式サイトが利用できるほか、「Offline Editor」が、Mac OS/Windows/Linux向けにダウンロード可能となっている。
関連用語
プログラミング、開発環境
最終更新日:2016年5月25日(リセマム「教育ICT用語」より転載)