金融庁は2021年4月2日、高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」と教員向け解説動画を公開した。成年年齢になるまでに身に付けてほしいお金の知識や判断力を高校生向けにわかりやすく紹介しているほか、教員向けに金融経済教育や授業動画などを解説している。 「高校生のための金融リテラシー講座」は、おもに高校生向けに家計管理や金融トラブルなど、テーマごとに解説した授業動画。高校生が成年年齢になるまでに最低限、身に付けてもらいたいお金の知識と判断力をわかりやすく紹介している。 授業動画は、「家計管理とライフプランニング~働いて稼ぐことと将来設計について」「使う」「貯める・増やす~資産形成」「備える」「借りる」「金融トラブル」の全6回。1回あたり、2分17秒から13分34秒とコンパクトにまとめている。 一方、教員向け解説動画は「金融経済教育の意義」(11分54秒)、「生徒向け授業動画の解説」(23分45秒)の2回。「金融経済教育の意義」では、成年年齢引下げを踏まえた金融経済教育の意義、金融経済教育と新学習指導要領などについて説明。「生徒向け授業動画の解説」では、高校生のための金融リテラシー講座について教員向けに解説している。 動画は、金融庁Webサイトで紹介しており、リンクをクリックするとYouTubeの金融庁チャンネルの掲載ページが開く。誰でも無料で視聴できる。金融庁ではこのほか、中高生向けの「基礎から学べる金融ガイド」などの公開、学校や教員向けの講師派遣なども行っている。