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医師がマンガで教えるコロナ禍の学生生活…学校・町内会で活用

 Smart119は、教育機関の要望に応じ、新型コロナウイルス感染症流行時においての学校生活について、わかりやすい一枚のマンガにまとめ、このほど一般公開した。学校、企業、公共機関、町内会などで自由に配布・利用することが可能となっている。

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 Smart119は、教育機関の要望に応じ、新型コロナウイルス感染症流行時においての学校生活について、わかりやすい一枚のマンガにまとめ、このほど一般公開した。子どものいる家庭に届くよう、学校、企業、公共機関、町内会などで自由に配布・利用することが可能となっている。

 救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用を手がけるSmart119が提供する「医療知識マンガ・シリーズ」は、救急・集中治療医と医療現場の見識から、マスクのつけ方やメンタルケア、飲食店における新型コロナウイルス感染症対策を取り上げてきた。すでに多くの公共機関などで有効活用されているという。今回で14作目となるが、春の進学・進級シーズンを目前に、大学、幼稚園、小中高学校等の教育機関から「学校生活での感染症予防対策」を取り上げてほしいという要望から作成した。

 テーマは「コロナ禍のスクールライフの良いこと(○)といけないこと(×)」。解説は同社の代表で千葉大学救急集中治療医学の中田孝明教授。コロナ禍の学校生活にある「良いこと」「注意すること」に分けて、親しみやすいマンガと平易な言葉で、健やかなスクールライフへ手ほどきする。制作では、学校生活で気をつけるべきことなど、児童・生徒に向けて伝えるべき事柄をしぼり、言葉を学校生活で実感あるものに置き換えるなどした。たとえば、「会食」=接客を伴う夜のお店、飲酒会合などのイメージを学校での昼食場面に、「昼カラ」=年配者が集う昼間のカラオケのイメージを放課後のカラオケの場面にしている。

 画像は、医療情報イラストレーション・シリーズのWebサイトからダウンロードでき、これまで制作したマンガも掲載している。Smart119は、現役救急医が設立した千葉大学医学部発のベンチャーで、千葉市において、日本医療研究開発機構(AMED)の救急医療に関する研究開発事業を実施している。
《田中志実》

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