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12歳が開発した道徳の授業、実施できる先生募集

 異世界の学校が運営するMアカは2023年9月5日より、中学生の作品「日本一やさしさを学べる」をテーマにした道徳の授業の完成版において、授業として実施できる先生を募集している。対象は、全国の小中学校の先生やフリースクールの運営者。提供無料。

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「日本一やさしさを学べる!」をテーマにした道徳の授業
  • 「日本一やさしさを学べる!」をテーマにした道徳の授業
  • 完成した「日本一やさしい授業」の概要
  • 実際の打ち合わせの様子

 異世界の学校が運営するオンラインコミュニティ「Mアカ」は2023年9月5日より、中学生の作品「日本一やさしさを学べる」をテーマにした道徳の授業の完成版において、授業として実施できる先生を募集している。対象は、全国の小中学校の先生やフリースクールの運営者。提供無料。

 異世界の学校が小中学生と運営するオンラインコミュニティ「Mアカ」は、学校に行きたくない子供が輝く、「やりたい」がカタチになる居場所をコンセプトに掲げている。対象は小学4年生から中学生。

 今回は、中学生が「マンガって教科書にならないの?」という素朴な思いからプロジェクトを起こし、「日本一やさしさを学べる」をテーマにした道徳の授業を完成させた。

 きっかけは、漫画「鬼滅の刃」を愛してやまない中学1年生が、家で漫画を読んでいた時の、「勉強しなさい」という親の声だったという。子供が日常生活において直面している問題の1つとして、「親に怒られるから、家で安心してマンガが読めない」という憤りがあがるとしている。

 「マンガから色々学ぶのだから、マンガが娯楽だと決めつけるのはよくない」という子供の想いから、マンガ教科書化プロジェクトが始まった。

 授業のテーマは「日本一やさしさを学べる」こと。鬼滅の刃のキャッチコピーである「日本一慈(やさ)しい鬼退治」になぞらえているという。鬼滅の刃から、「やさしさと」いう心情を学んだことで、マンガを「心情の教科書」と定義した。

 2か月間、学校や部活、塾の合間にMアカの大人と打ち合わせをし、高校生からデザインの仕方を学び、授業を完成させたという。

 やさしさの授業対象者は、小学5年生から中学3年生くらいの年齢としている。「事前問題集」「先生用の授業資料」「生徒用の授業資料」「授業のすすめ方」の4つを、無償で提供する。

 全国の小中学校の先生、フリースクールの運営者など、授業として実施できる人を募集する。応募方法は、Mアカの「お問い合わせ」フォームより問い合わせる。

《宮内みりる》

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