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部活動の地域移行に対応「学校運動部活動指導士養成講習会」9/18-20

 日本スポーツクラブ協会は2022年9月18日~20日、学校における部活動の地域移行を円滑にサポートする「学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会」を駒沢オリンピック公園にて開催する。受講料6万円(資格取得費用込)。

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 日本スポーツクラブ協会は2022年9月18日~20日、学校における部活動の地域移行を円滑にサポートする「学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会」を駒沢オリンピック公園にて開催する。受講料6万円(資格取得費用込)。

 学校の働き方改革により部活動指導員制度が法制化され、2018年(平成30年)には「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」が策定された。2023年(令和5年度)より部活動が段階的に学校から地域へと移行し、それに向けた準備が各地で始まっている。しかしながら、移行のあり方については具体的な方針等が示されておらず、学校現場において混乱が生じる等、円滑な移行が危惧される状況にある。

 今回開催される「学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会」では、そのような状況を整理するとともに、「運動部活動の指導ができる地域スポーツ指導者」「生涯にわたってスポーツに親しむスポーツライフスタイル形成を踏まえた指導ができる指導者」「学校に関する関連法規に精通した指導者」等、学校現場が求める即戦力となる運動部活動指導者の育成を図ることを目指す。

 学習カリキュラムは、理論編と演習編の2種類で構成。理論編は、「学校教育法」「運動部活動のマネジメント」「児童・生徒の理解」「アンガーコントロール」等、部活動指導員の資格検定を目的とし、配信を利用したオンデマンド形式で実施。オンラインテスト(CBT)による検定を行う。

 演習編では、「運動学習理論」「体力トレーニング」「スポーツ指導法」「コーディネーショントレーニング」等のスポーツ科学領域について、集合型対面式の講義と実技を組み合わせて実施する。講習会後1か月の間に課題レポートを提出すると、合格者には講習会認定書が付与される。また、理論編の資格検定および演習編の講習会合格者には「学校運動部活動指導士」の資格が付与される。

 参加対象者は、児童生徒のスポーツや運動部指導に興味・関心・経験等のある満18歳以上の人、および地域スポーツクラブにおける児童生徒のスポーツ指導の経験者。費用は受講形態によって異なり、初めての受講で学校運動部活動指導士資格を取得する場合、受講料+資格取得費用+資料代で6万円。受講希望者は申込書を協会事務局宛にメール等で送付する。定員は30名(先着順)。受講者は、部活動指導員検定A級の受験が可能。合格すると、オンラインで合格証が発行される。

 なお、部活動指導員検定とは、日本スポーツクラブ協会が実施する運動部活動指導に関する知識検定を指す。S級・A級・B級・C級から構成される。

◆第2回学校運動部活動指導士養成(資格認定)講習会
開催日:2022年9月18日(土)~20日(月)
※配信講座10月21日(金)まで
会場:駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場会議室(東京都世田谷区駒沢公園1-1)
対象:児童生徒のスポーツ・運動部指導に興味・関心・経験等のある満18歳以上、および地域スポーツクラブ(総合型クラブを含む)における児童生徒のスポーツ指導経験者
定員:30名(先着順、定員になり次第締め切る)
費用:受講形態によって異なる
【初めての受講で学校運動部活動指導士資格を取得する】6万円
【協会維持会員等で学校運動部活動指導士資格を取得する】5万7,000円
【高齢者体力テスト指導士認定者で資格を取得する】5万9,000円
【学校運動部活動指導士を取得している】2万5,000円
【受講のみ(受講料+資料代)】5万5,000円
※受講のみを除きセット料金(受講料+資格取得費用+資料代)
申込方法:申込書を協会事務局宛にメール等で送付する

《木村 薫》

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