東京都教育委員会は、11月27日に都立公立中学校3年生の全生徒を対象に「英語スピーキングテスト（ESAT-J）」を実施し、テスト結果を2023年度（令和5年度）都立高校入試に利用する方針を示している。民間の英語スピーキングテスト利用については、採点の公平性等の問題等、さまざまな問題点が指摘され、中止を求める署名活動等も起こっている。
ことばの教育は、英語スピーキングテストの実態について保護者や先生等に広く認識してほしいとの考えから、今回のイベントを開催。この問題が東京都だけでなく、今後他の道府県にも広がる可能性があることから、都内に限定せず広く参加を募る。
当日は、近未来ドラマ「『ESAT-J』えっ、それ、何じゃ?!～民間スピーキングテストが都立高入試に入ったら～」の上映や、神奈川大学教授（前・筑波大学附属駒場中高教諭）の久保野雅史氏による講演「公立中学生の保護者として抱いてきた疑念と違和感」、慶應義塾大学名誉教授・大津由紀雄氏による講演「『話す』ということとESAT-Jの間のギャップ」を実施。質疑応答の時間も設ける。
会場は、宝仙学園中学校・高校。新型コロナウイルスの状況を考慮し、会場参加は定員25名とする。会場、オンライン参加共に事前申込みが必要。それぞれWebサイト上の申込フォームにて申し込む。
◆緊急開催！都立高校入試利用の英語スピーキングテストについて考えよう！
日時：2022年6月25日（土）15:00～17:00
形式：会場およびオンライン開催
会場：宝仙学園中学校・高等学校 ICT2教室（東京都中野区中央2丁目28-3）
対象：テーマに興味関心があれば誰でも参加可能
参加費：無料
定員：会場参加は25名
申込方法：会場、オンラインそれぞれにWebサイト上の申込フォームより申し込む
