明光ネットワークジャパンは2021年12月19日、就職が困難となっている外国人留学生が多く在籍する大学・専門学校・日本語学校向けに、就職難留学生就職支援プロジェクトを開始した。教育機関や留学生は無償で利用できる。 外国人に対する在留資格の厳格化が進み、さらにコロナ禍の影響により外国人留学生の就職活動の状況は困難をきわめている。厚生労働省「新型コロナウイルス感染症禍における外国人雇用対策の状況について」によると、ハローワークにおける外国人向け新規求人数は、2020年4月から急落し30%減となった後、2021年も前々年同月比で10％減と就職難の状況が続いている。 各大学・専門学校・日本語学校へのヒアリングによると、2021年12月時点で2022年3月末に卒業・修了を迎える留学生のうち、多くの学校で就職先が決まっていない留学生が半数以上いる状況だ。多くの学校で、就職が決まっていない留学生に対して、就職支援や進路相談の次の一手が見つからないという悩みを抱えている。 このような、「留学生の就職難」と「教育機関の就職支援の難しさ」の課題を解決するため、明光ネットワークジャパンでは教育機関向けの留学生就職支援プロジェクトを開始。これまで培った人材紹介に関わる実績とサービスを駆使し、現状についてのヒアリング、課題の抽出、就職支援に向けた企画提案から実行まで、総合的にサポートする。 サービス内容は、オンライン動画教材、合格時の就職先の紹介や、面接対策等の就職活動サポート。オンライン動画教材は、外食・飲食料品製造業・介護の中から好きなものを受講できる。すでに試験に合格している学生については、就職面のみのサポートも可能。プロジェクトの企画・進行に関する費用は、教育機関・留学生向けには発生しない。 申込み期間は2021年12月20日～2022年3月31日。申込み、問合せはMEIKO GLOBAL「就職難留学生就職支援プロジェクト」Webサイトから受け付けている。
