東京都教育委員会は2023年7月18日、都立特別支援学校で医療的ケアを行う常勤の看護師（免許取得者）10名程度と、障害者雇用インストラクター（会計年度任用職員）8名程度の募集を発表した。
看護師の業務内容は、学校での児童・生徒への医療的ケア（経管栄養、吸引、酸素吸入、血糖測定、インスリン注入、導尿、人工肛門・尿管皮膚ろうの装具交換など）および、医療的ケアに関する教職員などへの指導・助言、主治医や学校医との連絡調整など。
受験資格は、看護師免許所有かつ、1963年（昭和38年）4月2日以降生まれであること。勤務場所は、花畑学園、水元小合学園、城南特別支援学校、墨東特別支援学校、鹿本学園など、一覧で示された都立特別支援学校18校のいずれか。
初任給は学歴・職歴に応じて加算、毎年昇給あり。たとえば、4大卒で職歴10年以上、年度末51歳以下の場合は、1年目が月額約31万円（年収約500万円）、3年目が32万4,000円（年収約520万円）、5年目が33万9,000円（年収約540万円）。いずれも地域手当・特殊勤務手当てを含む（年収はボーナス含む）。
勤務は週5日で、午前8時半～午後5時の1日7時間45分。年次有給休暇（20日）や夏季休暇（5日／年）などの各種休暇制度あり。夜勤は、都立光明学園寄宿舎勤務の場合のみ。また、宿泊とスポーツクラブの利用補助、人間ドック事業などの福利厚生がある。
申込締切は10月10日午後5時。Webサイト「東京共同電子申請・届出サービス」から受け付ける。選考は、筆記考査と口述考査および提出書類による。筆記考査は、10月20日に課題式小論文（1,000字程度／1時間30分）、口述考査は10月23日に個別面接を実施する。集合時間や選考会場などの詳細は、申込後に送付される受験票に記載。選考結果は11月上旬に通知される。
障害者雇用インストラクター（会計年度任用職員）の職務内容は、教育事務サポーターの障害特性を踏まえた、業務遂行や職場適応、スキル向上、自己理解のための直接支援、業務管理など。勤務場所は教育庁総務部総務課（教育庁サポートオフィス）。
任用（雇用）予定期間は、2023年10月1日～2024年3月31日。勤務実績を踏まえ、4回まで公募によらない再度任用が可能。また4回の再度任用後にも公募による選考へ再応募できる。
勤務日数は年間96日、原則、午前9時から午後5時45分の勤務（うち休憩60分）、採用から1か月は条件付きの採用となる。年次有給休暇や慶弔休暇、夏季休暇、妊娠出産休暇などあり。
報酬は月額19万4,800円で一定要件を満たす場合、期末手当支給。通勤費は、相当分を常勤職員に準じて支給。社会保険は、公立学校共済組合（短期給付および福祉事業）、厚生年金保険および雇用保険を適用。健康診断、福利厚生は常勤職員に準ずる。
申込締切は8月7日（必着）。提出書類は、郵送または教育庁サポートオフィスまで直接持参（土日除く、午前9時から午後5時）する。選考は、第1次が書類選考、合格者には第2次として面接が行われる。面接日は8月18日または21日のいずれか。選考結果は8月下旬以降に、本人宛て郵送により通知される。
募集に関する詳細は、東京都教育委員会のWebサイトで確認できる。
