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教職員の活動支援レポートSEED2022…12記事無料公開

 東京学芸大学とこども未来研究所、ジブラルタ生命保険の3者は2023年5月18日、共同で運営する学校教職員向け情報Webサイトの2022年度アニュアルレポート「SEED」を無料公開した。アクティブ・ラーニングやメタ認知等、全12記事を掲載している。

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 東京学芸大学とこども未来研究所、ジブラルタ生命保険の3者は2023年5月18日、共同で運営する学校教職員向け情報Webサイトの2022年度アニュアルレポート「SEED」を無料公開した。アクティブ・ラーニングやメタ認知等、全12記事を掲載している。

 「SEED」は、学校教職員向け情報Webサイト「CREDUON FOR TEACHERS」に掲載された記事から、特に学校教職員の業務活動支援につながる記事を抜粋したアニュアルレポート。記事は、東京学芸大学教職大学院に在学中または、修了した現職の先生が執筆している。

 2022年は、「子供の理解に寄り添う集団アクティブ・ラーニングの手法を考える」 「宿題の目的を問い直す」「『メタ認知』に関わる力の育成に資するICTの活用」「既存の教科の枠にとらわれない夢中になる数理的な思考力教材」等、12記事を抜粋し掲載した。

 このうち、アクティブ・ラーニングは「協働的な学び・個別最適な学び」とされるもので、文部科学省においても2つの学びの一体的な充実を図ることが示されている。

 記事では、2つの学びの充実を図る集団アクティブ・ラーニングの手法「ピア・インストラクション」を紹介。ステップバイステップで解説している。まず、学習者は授業の予習を行い、教師はコンセプトテスト(概念理解をみる問題)を実施。正答率30%~70%は「周囲とディスカッション」、70%以上は「教師による解説」等、正答率によって学習内容を変更し、理解度にあわせた学習を行う手法だという。

 2022年のSEEDはWebサイトで無料公開中。この他、2017年~2021年のSEEDも閲覧できる。

《川端珠紀》

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