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厚労省、夏休み明けに向け子供・若者の自殺防止に向けた取組み強化

 厚生労働省は2022年8月10日、子供・若者の自殺防止に向けた取組みの強化を開始した。子どもや若者の自殺が長期休暇明けに増加する傾向を踏まえて、集中的な啓発活動を実施している。

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令和4年度自雑防止週間広報ポスター
  • 令和4年度自雑防止週間広報ポスター
  • 警察庁「自殺統計」より厚生労働省自殺対策推進室作成(厚生労働省のホームページより)

 厚生労働省は2022年8月10日、子供・若者の自殺防止に向けた取組みの強化を開始した。子どもや若者の自殺が長期休暇明けに増加する傾向を踏まえて、YouTubeやSNSでの動画広告の掲載、集中的な相談窓口の案内、ボスター掲示、「まもろうよこころ」内の新設ページ「広げてみよう支え合い」を活用した情報の発信・拡散など、集中的な啓発活動を実施している。

 小中高生の自殺者数は、近年増加傾向が続き、2020年(令和2年)に過去最多となり、2021年(令和3年)は過去2番目に多い深刻な状況となっている。

 これを踏まえ8月上旬より、特に子供や若者を対象とした自殺防止の啓発活動を、文部科学省や内閣官房孤独・孤立対策担当室と連携して実施。ポスターや動画を作成し、夏期休暇中から掲示するとともに、自殺対策に関する相談窓口などの情報をまとめたウェブサイト「まもろうよこころ」の周知などを行い、幅広いルートを通じて、子供・若者に必要な情報を届けていく予定という。

 「まもろうよこころ」では、電話やSNSでの相談窓口を用意している。

知らせてほしい、心のSOS。

夏休み明けに向け子供・若者の自殺防止に向けた取組み強化、SNS相談も

《田村麻里子》

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