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小中高生向けコンピュータ科学コンテスト11月…参加校募集

 情報オリンピック日本委員会は、2022年11月に実施する国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ2022」の参加校を募集している。対象は、小学3年生~高校3年生で、学級・学年単位や、希望者だけの参加、部活等での参加も可能。申込締切は11月7日。

イベント 学習者
 情報オリンピック日本委員会は、2022年11月に実施する国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ2022」の参加校を募集している。対象は、小学3年生~高校3年生で、学級・学年単位や、希望者だけの参加、部活等での参加も可能。申込締切は11月7日。

 「ビーバーコンテスト (Bebras Contest) 」は、欧州を中心に普及が進んでいるコンピュータ科学とComputational Thinkingに関する子供向けの情報科学コンテスト。日本では、数理情報科学教育の裾野を広げる目的から、2010年より情報オリンピック日本委員会が主催。文部科学省・経済産業省・総務省・デジタル庁が後援している。

 論理的思考力を問う問題も出題されるので、生徒の「考える力」「自分で考えるという意識」を向上させることも期待できる。日本ではコンピュータ科学に興味を抱くきっかけを目的に開催し、順位をつけて競い合うことは目的としていない。コンテスト後には、生徒同士で議論する題材や、授業の題材を提供。学校での補助教材として利用することができる。

 コンテスト時間は、小学校30分・中学校と高等学校は40分。1問3分程度で解くことを想定し、1時間の授業時間内で実施できるようになっている。問題数は、小学校3・4年生9問、小学校5・6年生10問、中学校・高等学校12問。

 学年に応じた難易度で、情報に関する理解・情報の表現・アルゴリズム的思考・コンピュータシステムの利用(サーチエンジン・電子メール・セキュリティ・表計算等)・組合せや離散構造・論理パズルやゲーム・ICTと社会等、さまざまなトピックの問題が出題される。ビーバーチャレンジ情報ページでは、過去問題や教員向けのコンテスト紹介冊子、小学生向けの学習用カード教材等を掲載している。

 実施期間は、2022年11月14日~19日の各日午前8時~午後7時の期間内で、参加希望する学校が指定した日時で実施できる。学校行事等で、この期間の参加が難しい場合には、11月21日~26日も可能(要相談)。

 参加は無料。申込みは、Webサイトの申込フォームより、学校単位で申し込む。申込締切は11月7日だが、締切日後の参加申込みも相談に応じるという。詳細はWebサイトで確認できる。

◆ビーバーチャレンジ2022
実施期間:2022年11月14日(月)~11月19日(土)8:00~19:00
※期間中に実施できない場合は、2022年11月21日(月)~11月26日(土)に実施できる(要相談)
対象:小学3年生~高校3年生
実施方法:インターネットに接続可能な1人1台PCが必要(Webブラウザ使用)
申込方法:Webサイトの申込フォームにて受け付ける
※学校単位で受け付けるため、生徒個人での申込みは不可
申込締切:2022年11月7日(月)
※締切日を過ぎた場合も相談に応じる
※申込後に実施に関する手順を案内する

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《川端珠紀》

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