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千葉県「学校における感染対策ガイドライン」更新…万全の対策を確認

 千葉県教育委員会は2021年10月27日、「新型コロナウイルス感染症 学校における感染対策ガイドライン」を更新し、Webサイトに公開した。各学校における取組みの参考となるようにまとめ、引き続き、感染症対策の徹底をお願いしている。

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 千葉県教育委員会は2021年10月27日、「新型コロナウイルス感染症 学校における感染対策ガイドライン」を更新し、Webサイトに公開した。各学校における取組みの参考となるようにまとめ、引き続き、感染症対策の徹底をお願いしている。

 新型コロナウイルス感染症については、各学校において基本的な感染症対策を徹底し、感染およびその拡大のリスクを可能な限り低減することが重要となる。ガイドラインの各対策を確実に行い、それらを継続していくことができるよう、持続可能な方法や手順、必要な体制を整備することが必要。また、一部の教職員のみに負担がかかることのないよう学校全体で組織的に実行していくよう求めている。

 ガイドラインの項目は、「校内体制の整備」「連絡体制の整備」「家庭との連携」「学校における感染症対策の基本」「健康観察の徹底」「基本的な感染症対策の徹底」「感染者等が発生した場合の対応」「児童生徒等への正しい知識等の指導と心のケア」「教職員の感染症対策の徹底等」。各項目の冒頭にあるチェックボックスにチェックを入れることで、常に万全の対策が取られているか確認ができる。

 「連絡体制の整備」では、あらかじめ、学校所在地を管轄する保健所、教育委員会、学校医等の緊急連絡先一覧を作成し、教職員間で共有する。緊急時の連絡網やメール配信等、休日や夜間等の連絡方法を明確にし、あらためて教職員間で共有する。また、校長は教職員が感染者となった場合等、本人以外の緊急連絡先が必要となった場合に備え、可能な範囲で把握しておく。

 「家庭との連携」では、児童生徒等の感染経路として、「家庭内感染」が最多である現状を踏まえ、家庭から学校に感染を広げないよう、各家庭の理解と協力を得て、健康観察や登校の判断を依頼する。

 「学校における感染症対策の基本」として、「感染源を絶つ」「感染経路を絶つ」「身体全体の抵抗力を高める」の感染症予防の3原則を徹底する。集団感染のリスクへの対応として、密閉の回避、密集の回避、密接への対応等をあげている。「基本的な感染症対策の徹底」では、ワクチンを接種した教職員や児童生徒においても同様に、基本的な感染症対策を継続するとしている。石けんによる手洗い、咳エチケット、学校施設や用具等の清掃および消毒等を対策別にまとめている。

 「児童生徒等への正しい知識等の指導と心のケア」では、児童生徒等が、新型コロナウイルス感染症およびその感染予防対策について正しい知識を身に付け、自ら感染のリスクを避ける行動をとることができるよう、指導資料等を活用し、発達段階に応じた指導を行う。指導内容の例もあげている。ガイドラインはWebサイトからダウンロードできる。
《田中志実》

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