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WWLコンソーシアム構築支援事業、カリキュラム開発拠点校決定

 文部科学省は2020年4月10日、令和2年度(2020年度)WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業における「カリキュラム開発拠点校」12校が決定したことを発表した。

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 文部科学省は2020年4月10日、令和2年度(2020年度)WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業における「カリキュラム開発拠点校」12校が決定したことを発表した。

 WWLコンソーシアム構築支援事業は、Society5.0に向けて、文理両方を学ぶ高校教育改革・高大接続改革を推進するリーディング・プロジェクトとして、2019年度から開始した取組み。先進的なカリキュラム開発を行う「カリキュラム開発拠点校」を中心に、国内外の大学、企業、国際機関などが協働し、高校生により高度な学びを提供する仕組みを構築する。

 公募により構想計画書の提出があったのは18管理機関。各管理機関から提出された構想計画書などについて、企画評価会議において「構想目的・目標の設定」「『アドバンスト・ラーニング・ネットワーク』の形成」「研究開発・実践」「実施体制の整備」「財政支援」などの審査項目による審査を実施し、一定以上の高い評価を得た機関の得点上位の拠点校12校を「カリキュラム開発拠点校」として決定した。

 12校の内訳は、国立が大阪教育大学附属高校平野校舎、広島大学附属福山中学校・附属高校、愛媛大学附属高校の3校。公立が長野県上田高校、京都府立鳥羽高校、岡山県立岡山操山中学校・高校、長崎県立長崎東中学校・長崎東高校、熊本県立熊本高校、宮崎県立宮崎大宮高校の6校。私立が富士見丘高校、同志社国際高校、中村学園女子高校の3校。

 各校の構想名は、富士見丘高校が「観光立国における海洋リゾート開発と環境汚染を考える人材育成」、大阪教育大学附属高校平野校舎が「Society5.0に向かう生徒と教員のための『学びの共同体』の構築」、愛媛大学附属高校が「高大連携の国際化を通したSDGsグローバル人材の育成」など。実施期間は、2020年度から2022年度までの原則3年間。

 なお、各構想計画書の概要や企画評価会議の構成員、採択機関との委託契約情報など、WWLコンソーシアム構築支援事業に関する情報提供は文部科学省Webサイトにて随時公表予定。
《桑田あや》

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