ライオン、ライオン歯科衛生研究所、日本学校歯科医会、東京都学校保健会は、文部科学省等の後援を受け、「歯と口の健康週間(6月4日~10日)」に合わせて、2025年6月1日から10日の日程で「第82回全国小学生歯みがき大会」を開催する。大会期間中にDVD教材を活用して、国内外の小学生が楽しく歯と口の健康の大切さを学べる場とする。
同大会には、過去最多の約5,700校の小学校などから、約31万人の小学生が参加する予定。
小学生の歯と口に対する健康意識を育てることを目的に、毎年「歯と口の健康週間」に合わせて開催しており、1932年に第1回大会を開催してから今回で82回目を迎える。同大会は、大会内容を収録したDVD教材を使って実施する方式で、参加校は大会期間中に学校行事等に合わせて実施日時を自由に設定できる。また、国内だけでなく海外からも参加可能である。小学生に歯と口の健康に関する「気づき」を与え、健康意識を育むことに重点を置き、実習を交えて楽しく歯と口の健康の大切さを学べる場としている。
生涯にわたって健康な歯を保つには、子供のころから正しいオーラルヘルスケア習慣を身に付けることが大切であるという。大会では「プラークコントロールを身に付け、歯と歯ぐき・毎日の健康を保とう!」をテーマに、明海大学名誉教授・安井利一氏の監修のもと、健康な歯ぐきの見分け方や自分に合ったセルフケアなどの学習を通じて「予防歯科」の理解と浸透を図るとともに、オーラルヘルスケアを習慣化することで「継続することの大切さ」を学ぶ。
大会で学んだ内容を復習できる教材や、毎日の歯みがきの習慣化とともに自分の夢・目標の実現に向けて毎日行うことを記入する「未来宣言カード」など、大会期間中だけでなく年間を通じて活用できるコンテンツを提供している。2025年も、家庭での習慣化をさらに強化するため、歯ぐきの変化を記録する「1週間チャレンジページ」と、長期休暇中に歯みがきや他の生活習慣の必要性が学べる「イーハークエスト」という2つのコンテンツを提供し、小学生の望ましい生活習慣の定着をサポートする。
2024年は国内小学校の約28%が参加した。2025年は、国内小学校の約30%にあたる約5,700校から約31万人の小学生が参加する予定で、参加校数および参加人数とも過去最多となる見込みである。
参加申込受付は終了しているが、大会関連動画として、指導者向け「学校での歯・口の健康づくり」「より効果的な歯みがき大会の実施に向けて」「かむことの重要性を伝えるために」などがWebサイトに掲載されている。