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未来の学術振興構想に向け、中長期研究戦略を公募…説明会7/15

 日本学術会議は2022年6月30日、新たに「未来の学術振興構想」を策定するにあたり、「学術の中長期研究戦略」の公募を開始した。公募にあたり、説明会を7月15日にオンラインにて開催する。事前申込制。

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  • 「未来の学術振興構想」の策定に向けた「学術の中長期研究戦略」の公募について
 日本学術会議は2022年6月30日、新たに「未来の学術振興構想」を策定するにあたり、「学術の中長期研究戦略」の公募を開始した。今後20~30年先を見通した専門的な知見に根差したビジョンと、今後10年で必要な「学術研究構想」を募集する。

 「未来の学術振興構想」は、学術的意義の高い大型研究計画を広く網羅的に体系化する「マスタープラン」の後継となる構想。今後20~30年先を見通した学術振興のグランドビジョンを複数提示し、それぞれについて、その実現の観点から必要となる「学術研究構想」を示すことを目指す。

 今回、この「未来の学術振興構想」の策定にあたり、グランドビジョンや学術研究構想を取りまとめていくため、学術の中長期研究戦略の公募を発表。専門的な知見に根差した今後20~30年先を見通した学術振興のビジョンと、その実現のために今後10年程度で実施することが必要な学術研究構想を募集する。

 学術の中長期研究戦略は、研究・教育機関の長または部局長(国公私立大学、大学共同利用機関法人、研究開発法人)、学協会長、日本学術会議の会員・連携会員、若手研究者から積極的な提案を受け付ける。若手研究者とは、2023年3月末時点で満45歳以下で、所属部局長の承認と日本学術会議の会員・連携会員3名以上(会員1名を含むこと)の推薦がある者。

 公募期間は、2022年6月30日~12月16日。提案を考えている場合は、10月21日までに事前の情報提供「意向表明」をWebフォームから行う。なお、情報提供の有無は審査には一切影響しない。提案は、Webサイト専用フォーム「『未来の学術振興構想』申請様式」に必要事項を記入のうえ提出。原則として、応募受領後2日以内 (土日祝日を除く)に受領メールを送付する。

 応募提案は、日本学術会議科学者委員会の学術研究振興分科会等において一定の絞り込みを行い分類・グループ化し、最終的に20~30程度の「グランドビジョン」と、その実現に必要な「学術研究構想」のリストとして取りまとめ公表予定。

 公募にあたり、7月15日午後5時~6時に事前説明会をオンライン開催する。事前申込制。接続先のURLは後日、連絡先メールアドレス宛に送付する。

◆学術の中長期研究戦略の公募に関する事前説明会
日時:2022年7月15日(金)17:00~18:00
会場:オンライン
申込方法:Webフォームから受け付ける

◆未来の学術振興構想の策定に向けた「学術の中長期研究戦略」公募
公募期間:2022年6月30日(木)~12月16日(金)
意向表明:2022年10月21日(金)まで
「未来の学術振興構想」の取りまとめ:2023年夏ごろ
《川端珠紀》

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