大阪府立大学教育福祉研究センターと大阪市立大学大学院都市経営研究科は2021年11月29日、公開講座を共催する。コロナ禍の子供のストレス調査結果から専門家が検討する他、第2部では若者支援についてディスカッションする。 公開講座のテーマは、「コロナ禍における子ども、家庭、学校 ―2020年度の調査結果から得た知見をどう活かすか」。2020年度の厚生労働科学研究特別研究において、「コロナ禍における子どもへの影響と支援方策のための横断的研究」を実施。子供の実態は、想像以上に非常に高いストレス状態であることが明らかになった。今回の講座では、共同研究者である精神科医とともに調査結果を検討し、厚生労働省からも今後、どのような政策を方向づけられているのか発信していく。 講座では、大阪府立大学生命科学研究科教授・大阪国際感染症研究センター所長の山崎伸二氏が「福祉や教育職のための新型コロナウイルス基礎知識」のミニ講義を行う。さらに、報告者として、大阪府立大学教育福祉学類教授でSSW評価支援研究所長の山野則子氏、兵庫県こころのケアセンターの副センター長兼研究部長の亀岡智美氏、厚生労働省子ども家庭局総務課長の小澤時男氏が登壇する。 また、同日は大阪市立大学大学院都市経営研究科の公開シンポジウム「子ども・若者支援と重層的支援体制のあり方」を開催。「高校生のキャリア教育(福祉の視点から)」について塩川悠氏(社会福祉士)、「子ども食堂」について松本学氏(子ども支援NPO代表)、「子育て世代包括支援センター」について河村信子氏(保育士・公認心理師)が、それぞれの支援体制について語り、ディスカッションする。 受講料は無料だが、事前申込が必要。申込みはWebサイトに記載されているメール宛てに必要事項を記入して申し込む。なお、1部と2部の申込みアドレスは異なる。申込締切は11月22日午前9時まで。開催はZoomを利用して行う。◆大阪府立大学・大阪市立大学公開講座日時:2021年11月29日(月)第1部16:15~18:20、第2部18:30~20:30場所:Zoomを利用して開催受講料:無料申込方法:各部ごとにメールで申し込む申込締切:2021年11月22日(月)9:00