麗澤瑞浪中学・高等学校は、情報経営イノベーション専門職大学(iU)と高大連携協定を締結し、2025年4月15日に調印式を行った。麗澤瑞浪中学・高等学校のアントレプレナーシップ教育を中心に、実践的な学びを推進する。
協定の期間は2025年4月15日から2026年3月31日までで、双方の解約意思がない限り自動更新される。協定内容には、麗澤瑞浪中学・高等学校におけるアントレプレナーシップ教育において、学習者の個人課題探究のテーマに応じ、iU教員および学生との交流、協働、授業などの実施が含まれる。また、iUの授業や講演に関する麗澤瑞浪中学・高等学校生徒の参加推進や、iUのオープンキャンパスへの参加推進も行われる。
麗澤瑞浪中学・高等学校は、iUと理念を共有し、Society5.0やVUCAといった変化の激しい時代をしなやかに生き抜く力を育む教育を推進する。2026年4月に新設されるアントレプレナーシップコースの生徒を対象に、iU教員・学生との交流や授業、個人探究への協力を通じて、実践的な学びを深めることを目指す。これにより、生徒ひとりひとりが社会課題に主体的に関わる力を育成する。
アントレプレナーシップコースは、単なる学力向上ではなく、実践的な課題解決能力を養い、グローバル社会で活躍する共創型リーダーを育成することを目的としている。デザイン思考・アート思考、プロジェクト型学習(PBL)を通じて、社会課題に挑戦する力を養成する。また、寮生活を通じて多様な文化・価値観に触れながら、リーダーシップや適応力を磨く。さらに、道徳教育と環境教育の融合による人間力の育成も重視している。
麗澤瑞浪中学・高等学校は、昭和10年に創立者の廣池千九郎法学博士が「道徳科学専攻塾」を開塾したことから始まり、自立、感謝、思いやりの心を育む中高一貫の私立学校である。豊かな自然環境の中で、寮生と通学生が切磋琢磨しながらともに過ごし、人としての成長と高い大学進学率の両立を実現している。「私の未来は私が創る」をスローガンに掲げ、世界で活躍できる日本人を輩出する進学校として、探究・キャリア教育、英語・国際教育、道徳教育、確かな学力の4つの教育の柱を軸に教育活動を展開している。
一方、情報経営イノベーション専門職大学(iU)は、起業率全国1位、増加率2年連続1位を誇り、在学中に学生が起業に挑戦する大学。ビジネス・ICT・グローバルな視点について学び、新しい時代を創る人材を育成している。さらに、必修科目として約4か月間のインターンシップも経験し、将来の起業や就職を見据えたキャリアビジョンの具現化につなげている。