ウェアラブルとは
読み
ウェアラブル
表記
Wearable
分類
ハードウェア/技術
ひとことで言うと
「つねに身に付けて使う小型コンピュータ。体調管理などに活用される」
解説
「ウェアラブル」(Wearable)は、「ウェアラブル・コンピューター」あるいは「ウェアラブル・デバイス」を略した表現。常時そして直接身に付けて利用する、小型コンピューター製品を指す。コンピュータ部分を別構造にし、本体は極薄軽量のセンサー部分のみ、といったタイプもあり、その形状は腕時計型・メガネ型・Tシャツ型・シール型・指輪型など、多岐にわたる。具体的な製品としては、腕時計型の「Apple Watch」、メガネ型の「JINS MEME」などが有名だろう。
つねに身につけていることで、スマートフォンを取り出さなくても、ディスプレイに情報を表示したり、通知を音や振動で伝えたりできる。また利用者のバイタルデータ(脈拍・体温・血圧など)、行動データ(位置・移動速度・周辺の気温や気圧など)の変化を24時間記録・監視できる。そのほかメガネ型製品では、両手が自由に使える状態で、映像を記録・表示できるのがメリットとされている。
主流としては腕時計型製品が多いため、「ビジネスマンが情報確認・収集を行うためのガジェット」というSF的イメージも強いが、実際のウェアラブルは、24時間記録・監視により、「子どもや老人などの弱者の体調管理」「緊急事態を把握するための防犯センサー」といった用途での利用が期待されている。
関連用語
Apple Watch
最終更新日:2016年6月9日(リセマム「教育ICT用語」より転載)