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京都芸術大と韓国グローバルサイバー大、国際交流で覚書

 京都芸術大学通信教育課程と韓国のグローバルサイバー大学は2024年3月18日、国境を越えて生涯教育の普及を目指すために、国際交流に関する覚書(MOU)を締結した。単位互換、カリキュラムや教材の相互活用、講義などを行うという。

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京都芸術大学の𠮷川左紀子学長(左)、グローバルサイバー大学のコン・ビョンヨン学長(右)
  • 京都芸術大学の𠮷川左紀子学長(左)、グローバルサイバー大学のコン・ビョンヨン学長(右)
  • 韓国グローバルサイバー大学

 京都芸術大学通信教育課程と韓国のグローバルサイバー大学は2024年3月18日、国境を越えて生涯教育の普及を目指すために、国際交流に関する覚書(MOU)を締結した。単位互換、カリキュラムや教材の相互活用、講義などを行うという。

 京都芸術大学通信教育課程と韓国のグローバルサイバー大学は、国際交流に関する覚書(MOU)を締結した。MOUの交流範囲は、単位互換に関すること、カリキュラムと教材の共有と相互活用、講義、ワークショップなどで、2024年度以降の実施を予定している。

 韓国グローバルサイバー大学は、BTSの母校として知られている通学不要で学士取得できるオンライン大学。2010年に創立され、BTSをはじめTOMORROW X TOGETHERやATEEZなど、数多くのK-popアーティストを輩出している。

 現在、全14学科に約2,600人が在籍。K-popの関連学科として放送演芸学科、メディアコンテンツ創作学科が設置されている。今回の提携は、世界規模での生涯教育の普及を目指す両大学の方針に基づき締結されたという。

 両校どちらの課程も動画教材を活用して学びを進めており、今後は動画教材の多言語対応による相互活用が構想されている。具体的には、京都芸術大学通信教育部の学生は、グローバルサイバー大学のK-popアーティスト養成科目などが受講でき、グローバルサイバー大学の学生は、京都芸術大学通信教育課程の文化コンテンツ創造科目が受講できることを目指すとしている。

 京都芸術大学の𠮷川左紀子学長は、「オンライン教育という新しい教育の仕組みを活用し、文化・芸術の学びを通じて人材を育てようという目標が同じであるということは、本当に喜ばしいことです。多様な世代の、それぞれ離れた地で学ぶ学生たちが、両大学の豊かなリソースを活用して成長していくことを祈念しております」とコメント。

 グローバルサイバー大学のコン・ビョンヨン学長は、「グローバルサイバー大学の建学理念は、韓国の建国精神でもある『弘益人間』、すべての人間と自然を愛し繰り広げていく(実践する)ことを意味します。京都芸術大学の『藝術立国之碑』に刻まれた、地球への敬畏と生命尊重の精神を目の当たりにし、あらためて設立者の平和への思いや芸術のもつ力で国を建てていくという理念に共感を抱きました。芸術と文化を通して、その力で世界をもっと明るくしていけるように協力していきたいと思います」と述べた。

《いろは》

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