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日本経済大、AI搭載バーチャルアシスタントによる授業支援

 日本経済大学は2024年4月25日、マンガ形式のDX人材育成サービス「MENTER」を提供するWHITEと、「教育革新パートナーシップ」を締結した。共同プロジェクトの第1弾として、5月よりAI搭載バーチャルアシスタントが授業支援を行う実証実験を開始する。

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日本経済大学×MENTER
  • 日本経済大学×MENTER
  • AI搭載バーチャルアシスタント「T-AI(ティー・エーアイ)」

 日本経済大学は2024年4月25日、マンガ形式のDX人材育成サービス「MENTER」を提供するWHITEと、「教育革新パートナーシップ」を締結した。共同プロジェクトの第1弾として、5月よりAI搭載バーチャルアシスタントが授業支援を行う実証実験を開始する。

 2023年は、Open AI社のChatGPTの登場により、さまざまなシーンでAIが浸透した。教育業界においても、文部科学省が「大学・高専における生成AIの教学面の取扱いについて」(2023年7月)を通知する中で、AI技術の進展や指針などの運用状況などに応じ、対応を適宜見直していくことが重要であるとしている。

 大学の授業において、特にこれまでの大人数の集団授業では、教員の説明を聞くレクチャー型が中心であり、参加者ひとりひとりの参加意欲維持に課題があった。そこで、今回の業務提携によるプロジェクトでは、学生1人に対して1台のバーチャルアシスタントという構成をとることで、教育の質を向上させられるかを検証する。

 授業では、学生ひとりひとりの質問をAI搭載バーチャルアシスタント「T-AI(ティー・エーアイ)」が取りまとめ、教員に伝えることで、学習の習得度を高めることができるようになると想定。また、出席確認や提出物管理などの事務作業を支援するという新たな教育環境を作り出すことを目指す。

 なお、デモ授業は5月15日に福岡キャンパスにて実施予定。

《木村 薫》

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