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生成AI研究校、西高など新規10校を指定…東京都

 東京都教育委員会は2024年度4月30日、2024年度(令和6年度)生成AI研究校の指定について発表した。2023年度(令和5年度)からの継続校9校に加え、新たに西高校や国立高校など10校を指定した。各研究校では、生成AIの効果的な活用に向けた取組みを進める。

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令和6年度 生成AI研究校事業について
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 東京都教育委員会は2024年度4月30日、2024年度(令和6年度)生成AI研究校の指定について発表した。2023年度(令和5年度)からの継続校9校に加え、新たに西高校や国立高校など10校を指定した。各研究校では、生成AIの効果的な活用に向けた取組みを進める。

 東京都教育委員会では、生成AIの教育活動での活用について、パイロット的な取組みを進めることを目的に2023年度より、都立高等学校、都立中等教育学校(後期課程)、都立特別支援学校(高等部)を「生成AI研究校」に指定している。

 2024年度の新規指定校となったのは、千歳丘高等学校、西高等学校、大泉高等学校(大泉高等学校附属中学校)、向丘高等学校、淵江高等学校、葛飾商業高等学校、山崎高等学校、国立高等学校、大島海洋国際高等学校、城南特別支援学校の10校。

 2023年度からの継続校は、井草高等学校、両国高等学校、小岩高等学校、日野高等学校、砂川高等学校(通・定)、立川国際中等教育学校、墨東特別支援学校、光明学園、青鳥特別支援学校の9校。

 生成AI研究校は、計19校となった。指定期間は、4月1日から2025年3月31日まで(研究の進捗状況などにより継続することもある)。研究校では、校内における生成AIの効果的な活用に向けて、AIリテラシーの指導法、授業などでの効果的な活用法、教職員の校務での効果的な活用法について研究に取り組む。

 東京都教育委員会は、8月以降に都立学校向け生成AI環境を構築し、英会話練習や思考を深める対話相手など、教育活動に特化した生成AI活用を実践予定としている。

 情報教育ポータルサイト「とうきょうの情報教育」では、生成AI研究校の実践事例も公開している。

《奥山直美》

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