文部科学省は2024年4月24日、社会教育主事講習等規程（1951年文部省令第12号）に基づき、2024年度に社会教育主事の講習を行う教育機関や講習期間、受講者の人数などを公表した。国の委託費による講習機関は、東北大学、宇都宮大学、国立教育政策研究所など12機関。
社会教育主事講習とは、社会教育主事となりうる資格を取得することを目的として、全国の大学などで実施される講習（約40日間）のこと。生涯学習概論（2単位）、生涯学習支援論（2単位）、社会教育経営論（2単位）、社会教育演習（2単位）の4科目を学ぶ。受講には、大学・短大などを卒業、教員免許を所有、社会教育関係の職に2年以上従事、学校に4年以上勤務などのいずれかに該当する必要がある。
文部科学省は4月24日、2024年度社会教育主事講習の実施について発表。社会教育主事講習等規程に基づき、2024年度に社会教育主事の講習を行う教育機関ごとに、講習期間、受講者数などを記載したPDFファイルを公開した。
社会教育主事となりうる資格を付与することを目的とした講習の実施機関のうち、国の委託費による講習機関は、東北大学、宇都宮大学、国立教育政策研究所など12機関。国の委託費によらない講習を実施する機関は、社会構想大学院大学、新潟青陵大学短期大学部など10機関（一部、国の委託費による機関と重複あり）。そのうち、「生涯学習支援論」「社会教育経営論」の2科目のみ開講する機関が9機関。
受講者の選定については、社会教育主事の講習を行う教育機関が設置する運営委員会の意見を聞いて実施する。受講申込みは、各教育機関にて行う。詳細は教育機関に直接問い合わせること。実施細目の変更については、文部科学省・各教育機関のWebサイトを参照。
