メイツが運営する個別指導塾WAYSは2024年1月24日、プロンプトエンジニア・AIコンサルタント鈴木孝一氏の協力のもと、ChatGPTを活用して塾講師の生産性向上を実現したと発表した。
個別指導塾WAYSでは、これまでオリジナルの生徒管理システムを活用。クラウド上に蓄積された多くの「指導情報」「テスト情報」「通塾情報」「契約情報」などの情報を断片的に確認することしかできず、学期のフィードバックを行うために、1人につき10分以上の時間がかかっていたという。
このような背景から、プロンプトエンジニア・AIコンサルタントである鈴木孝一氏の協力のもと、生成AIであるChatGPTを活用。生徒管理システム上にあるデータ(授業評価、保護者報告、試験成績、確認テスト結果、通塾回数、受講科目など)を利用してChatGPTが生成する個別のフィードバックをボタン1つでGoogleスプレッドシート上に出力する仕組みを構築した。
データでわかる情報によるフィードバックと、これまで指導してきた塾講師の定性的なフィードバックを組み合わせることで、時間を短縮しながら質を高めることに成功。質の高いフィードバックを行うことで生徒の成績アップを図るとともに、時間に余裕ができることでより充実した指導準備などを行うことが可能になったという。
今後は、個別指導塾WAYSでのChatGPT活用シーンを増やし、学習塾や学校でのChatGPT活用を提案するとともに、英作文添削、小論文添削、進路指導、探求学習などに展開し、教育業界でのAI活用を促進していくとしている。