長崎県は2024年3月22日、2025年度（令和7年度）長崎県公立学校教員採用選考試験の概要について公表した。第1次試験は6月16日。実施要項は4月9日に高等教育課のWebサイトへ掲載予定。出願期間は4月15日午前10時から4月25日午後5時。第1次試験の日程は前年度より3週間ほど早まっている。
長崎県の2025年度教員採用試験で選考を行うのは、小中高と特別支援学校の教諭、養護・栄養教諭。採用予定人数は、小学校教諭230名、中学校教諭120名、高等学校教諭116名、特別支援学校教諭45名、養護教諭20名、栄養教諭1名の計532名。
出願資格は、1965年4月3日以降に生まれ、志願する校種・職・教科の普通免許状を有するまたは2025年3月31日までに取得見込みであり、学校教育法第9条および地方公務員法第16条の各号の規定に該当しない者。出願期間は、4月15日午前10時から4月25日午後5時。郵送は25日消印有効。
第1次試験は6月16日、県立長崎西高等学校、県立長崎北陽台高等学校にて実施される。筆記試験は「教職・一般教養」「専門教科・科目」。第2次試験は8月21日から9月2日のうち、1日を指定して県教育センターにて個人面接が実施される。なお、適性検査はオンラインにて事前受検となる。また、オンラインによる第2次試験は8月24日。第1次試験の日程は前年度（7月9日）より3週間ほど早まっている。
2025年度（令和7年度）長崎県公立学校教員採用選考試験では、8つの変更点がある。これまで郵送となっていた申請方法は、電子申請へ変更される。臨時免許状の取得を前提に出願できる校種・教科については、中学校教諭（家庭・英語）と高等学校教諭（家庭・英語）に加え、特別支援学校教諭（音楽・美術・技術）が追加される。
離島教育特別採用選考は、採用後から採用時を含めて通算10年勤務できる者へと変更。また、加点制度が新たに追加され、大学または大学院で（科目等履修生を含む）「複式教育論」「小規模教育論」などの科目の単位取得者には、第1次試験で3点が加点される。
大学推薦特別採用選考の対象教科・科目については、高等学校教諭の対象教科に国語・英語・家庭・工業のほか、地歴・数学・情報・商業を追加。臨免の申請要件については、2023年度に長崎県国公立学校に教員として臨時的に任用され、優秀と認められた者のうち、2024年度に長崎県国公立学校に教員として臨時的に任用された者（非常勤講師と任期付短時間勤務職員を含む）となる。
新設された臨免の免除内容では、小中学校・特別支援学校教諭を対象に、2022、2023年度に長崎県国公立学校に教員として臨時的に任用され、特に優秀と認められた者のうち、2024年度に長崎県国公立学校に教員として臨時的に任用された者（非常勤講師および任期付短時間勤務職員を含む）を要件に、第1次試験のすべてが免除される。
そのほかの変更点や教員採用予定者数などの詳細については、Webサイトにて確認できる。
