文部科学省は2024年6月10日まで、教師職の退職者で2025年3月31日現在、64歳以下の者などの要件を満たす人を対象に「在外教育施設シニア派遣教師」を広く募集する。募集人員は250名程度。海外の日本人学校や補習授業校において原則2年間、校長・副校長などの職に就く。
在外教育施設シニア派遣教師は、文部科学大臣の委嘱を受けて在外教育施設における学校運営委員会のもとに所属する職員。文部科学省は、在外教育施設の更なる充実を図るため、2025年度・2026年度の募集要項を公開した。
募集人員（予定）は250名程度、派遣期間は原則2年間。在外教育施設は、世界49か国1地域にある日本人学校94校、13か国にある補習授業校43校で、アジア、大洋州、北米、中南米、欧州、中東、アフリカなどさまざまな地域が対象となる。
応募資格は、義務教育諸学校の教師等の職を退職した者または、派遣年度の前年度末（3月31日）までに退職予定の者。2025年3月31日現在、年齢が64歳以下で、教師の職を退職後、原則10年以内の者。同伴する家族がいずれも心身ともに健康であり、長期の海外生活に耐え得ることなど、7項目の要件をすべて満たす必要がある。
在勤手当については、外務公務員の支給水準（外務省法令基準）を参考に、各派遣教師の派遣先・派遣職種・教職経験年数等に基づき決定される。 国内給与は支給されない。
申込みは、文部科学省Webサイトから、志願書など必要書類の様式をダウンロードし、記入のうえ指定のURLへアップロード。必ず、文部科学省総合教育政策局国際教育課在外教育施設教職員派遣係まで提出した旨をメール連絡する。提出期限は6月10日午前10時まで。
第一次選考は書類選考・小論文、第二次選考は7月～8月ごろ、応募職種に応じたオンライン面接を実施予定。「即派遣合格者」の内定通知は2024年12月ごろ、「登録合格者」「不合格者」への通知は2025年2月ごろを予定している。
応募要項の詳細は、文部科学省のWebサイトで確認できる。
◆在外教育施設シニア派遣教師
募集人員：250名程度（予定）
派遣先：日本人学校・補習授業校
派遣期間：原則2年間
職種：校長・教頭・教諭など
締切：2024年6月10日（月）10:00
