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小中「国語」高校「情報・地理歴史」提供…AI教材atama+

 atama plusは2024年3月20日より、AI教材「atama+」にて小中学生向け「国語」および、高校生向け「情報」「地理歴史」の提供を開始する。小学生の主要3教科、中学生の主要5教科、さらに2025年度からの大学入学共通テストに対応できる。

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小中学生向け「国語」
  • 小中学生向け「国語」
  • 高校生向け「情報」「地理歴史」

 atama plusは2024年3月20日より、AI教材「atama+」にて小中学生向け「国語」および、高校生向け「情報」「地理歴史」の提供を開始する。小学生の主要3教科、中学生の主要5教科、さらに2025年度からの大学入学共通テストに対応できる。

 近年、大学入試をはじめとする入試では、国語の出題文が長文化する傾向にあるという。2024年度の大学入学共通テスト(以下、共通テスト)では、国語の文章量が2万4,120字となっており、過去3年で3,500字程度増加した。また、地理歴史、数学、理科なども、限られた時間で資料や考察結果など複数の文章を読み解き、情報を処理する力を求める出題形式が増加している。大学入試を見据えた学力を身に付けるには、小中学生などの早い段階から、語彙や文法、論理など複合的な力を養う必要があるという。

 このような背景からatama+は、小中学生向けに「国語はセンスじゃない!文章を読むのが苦手な人も国語を解く力が身に付く」をコンセプトに国語を開発した。国語が苦手でも、熟語や慣用句などの語彙を学んだ後に、文法や長文読解に取り組むサイクルで構成。徐々に長く複雑な問題にチャレンジができ、達成感を感じながら取り組めるという。また、文法や長文読解は、現代文指導の第一人者で知られる、出口汪先生が開発した読解力養成プログラム「論理エンジン」を教材の一部に収録している。感覚に頼らない論理力の習得が可能になるという。

 また、2025年度の共通テストは、新教科として「情報」が加わり、地理や歴史、公民の科目数が再編されるなど、受験教科や科目が大きく変わる。そのため、高校生向けに「共通テストで効率よく得点率80%を実現する」をコンセプトに「情報」および「地理歴史」も開発した。

 「情報」では、基礎レベルから思考力や処理能力が問われる実践レベルまで、すべての単元に講義動画と演習問題を搭載。実践レベルの問題は、共通テスト用プログラム表記(旧共通テスト手順記述標準言語「DNCL」)を用いて構成しており、共通テストに特化した対策が可能となる。また、理解度に合わせてAIが最適な学習単元を提案し、限られた時間の中でも自分のペースで効率的に学習できる。

 「地理歴史」は、地理の基礎知識を使った実践問題の解き方や、日本史や世界史の根幹となる出来事の流れや因果関係を学べる講義動画と演習問題を搭載している。さまざまな出題形式で、段階を追って基礎知識の定着をはかる問題や、共通テストの過去問を使った問題にも取り組め、2025年度の共通テストにも対応できる実践力が身に付くとしている。

 いずれも、3月20日より提供を開始している。詳細は、Webサイトより確認できる。

《宮内みりる》

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