Classiは2023年5月24日、小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」において、2024年度より「教育委員会から保護者への直接連絡機能」を追加することを公表した。これまで学校に依頼して行っていた情報提供や調査を教育委員会が直接行えるようになる。
多くの自治体では教育委員会から保護者に対し直接連絡する手段がなく、学校を経由して情報を発信する必要があった。不審者情報や天候等による行事開催予定の変更等の喫緊の連絡に遅れが出るリスクがあるため、教育委員会から保護者へ素早く情報を伝達する仕組みが求められていた。また、紙資料を用いて情報伝達したい場合、教育委員会で用意したプリントを、学校内で学級ごとに子供の数に応じて仕分ける作業が必要となる。長時間労働が課題となっている学校現場の負担を軽減するためにも、連絡手段のデジタル化が求められていた。
これらの課題を解決するために、小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru」において、「教育委員会から保護者への直接連絡機能」を追加。tetoruを通して、教育委員会から管轄内の公立小学校・中学校等に在籍する児童生徒の保護者に対して一斉連絡ができるようになる。これにより学校現場の負担軽減と、教育委員会から保護者への迅速なコミュニケーションを実現するという。
提供開始時期は2024年4月を予定。現行のtetoruは、公立の小中学校、義務教育学校、特別支援学校、公立幼稚園・保育園・こども園からの申込みの場合は無料だが、追加する機能の価格については未定。tetoruの機能についてはWebサイトで確認できる。