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本庄第一通信制中等部「エコースクール」5/23開校

 本庄第一中学校・高等学校を経営する塩原学園は2024年5月23日、通信制中等部「本庄第一通信制中等部 エコースクール」(フリースクール)を開校する。周辺地域のさまざまな理由で学校に通うことが困難な中学生にサテライトキャンパスを提供し、必要に応じて教員による学…

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本庄第一通信制中等部 エコースクール
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 本庄第一中学校・高等学校を経営する塩原学園は2024年5月23日、通信制中等部「本庄第一通信制中等部 エコースクール」(フリースクール)を開校する。周辺地域のさまざまな理由で学校に通うことが困難な中学生にサテライトキャンパスを提供し、必要に応じて教員による学習支援や面談を行う。費用は月額1万500円など。

 不登校やいじめなどの実態を調査した「2022年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(文科省)によると、小中学校における不登校児童生徒数は29万9,048人で、過去最多となっている。埼玉県においても中学校における不登校生徒数は増加しており、決して無視のできない数字となっている。

 このような現状から、塩原学園 本庄第一中学校・高等学校(埼玉県本庄市)は、本庄・上里・神川・美里・深谷・熊谷などの埼玉県北部地域や、伊勢崎・藤岡・高崎・前橋などの群馬県在住の中学生が通うことのできる通信制中等部の開校を決定した。

 本庄第一通信制中等部 エコースクールでは、本庄駅から徒歩4分の場所にある専用のサテライトキャンパス Echo BASE(エコーベース)に登校。友人との交流や各自でやりたいことが自由にできる。勉強できる自習室や教室もあり、勉強面では必要に応じて、本庄第一中学校・高等学校の教員から指導やアドバイスが受けられる。

 登校が難しい場合には、本庄第一メタバース校舎にて、自宅にいながら教員との面談や勉強の質問、メタバース内にいる友人とのコミュニケーションを取ることができる空間も準備しているという。

 ただし、学校教育法で定められた学校ではないため、自身の中学校に在籍したまま学ぶ形になる。在籍中学校の出席日数として認定されるかどうかは在籍中学校長の判断となるが、各中学校への報告を密に行いながら生徒をサポートしていくという。

 本庄第一通信制中等部 エコースクールの定員は40名。費用は月額1万500円(Wi-Fi使用料、メタバース使用料のみ)。別途登録費3万円がかかるが、2024年5月31日までに登録した場合は無料。

 詳細は、本庄第一通信制中等部 エコースクールのWebサイトで確認できる。

《木村 薫》

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