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FC今治高とスタンフォード大が連携…国際教育プログラムSPICE導入

 FC今治高等学校 里山校は2024年4月16日、米・スタンフォード大学のオンライン国際異文化教育プログラム「SPICE」との連携を発表した。今治高校向けにアレンジしたプログラム「Stanford e-FC Imabari」を導入する。市内の公立高校の生徒も受講できる機会の提供を予定している。

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左から、ゲイリー・ムカイ氏、岡田武史学園長
  • 左から、ゲイリー・ムカイ氏、岡田武史学園長
  • 左から原ゆかり氏、ゲイリー・ムカイ氏、岡田武史学園長、辻正太校長
  • ゲイリー・ムカイ氏
  • FC今治高 里山×スタンフォード大が連携…国際教育プログラムSPICEを導入
  • FC今治高 里山×スタンフォード大が連携…国際教育プログラムSPICEを導入

 FC今治高等学校 里山校は2024年4月16日、米・スタンフォード大学のオンライン国際異文化教育プログラム「SPICE」との連携を発表した。今治高校向けにアレンジしたプログラム「Stanford e-FC Imabari」を導入する。市内の公立高校の生徒も受講できる機会の提供を予定している。

 FC今治高校 里山校(以下、FCI)は、主体的に動き、自分で考え、仲間と共に助けあえる新時代のキャプテンの育成を目指す学校として、2024年4月愛媛県今治市に開校した。生徒の主体性を尊重したカリキュラム設計で、午前中は座学、午後には校外で探究を行ったり、寮生活で仲間と学んだりするなど、社会の中で多様な仲間と学びあう仕組みを整え、実学・実践を重視した独自のカリキュラムを展開している。

 今回、今治市で学びながらも国際的な感覚やコミュニケーション力を養うことを目指し、米・スタンフォード大学との連携が決定した。スタンフォード大が展開するオンライン国際異文化教育プログラム「SPICE」を、FCI向けにアレンジしたプログラム「Stanford e-FC Imabari」を導入する。

 また、地域の学校と共に次世代の人財育成に取り組むことを目指し、今治市内の公立高校の生徒も受講できる機会を提供する。高校生が共に試行錯誤を重ねながら課題研究へ取り組むことで、学校の垣根を超えたコミュニティを築き、地域社会や国際社会の持続的な発展へ貢献することを目指すという。

 「Stanford e-FC Imabari」は2024年の夏休み明け時期から開始し、1.5時間×10回のプログラムを予定している。受講形態はオンラインで、募集人数はFCIが20名、市内公立高校が10名の計30名。「共助のコミュニティづくり」「アントレプレナーシップ」「DE&I」の3つのテーマについて英語で学び、議論し、グループで課題研究に取り組む。講師はスタンフォード大の教授をはじめ、各分野の最前線で活躍する実務者など、幅広い専門家が担当する。基本的に英語で実施し、日英話者がプログラム全体を通じて参加者をサポートするという。

 プログラムの詳細や募集要項については決まり次第、各高校経由で案内する。

 なお、「SPICE」(正式名称:Stanford Program on International and Cross-Cultural Education)は、スタンフォード大学国際研究所FSIの部局。1976年の開設以来、初等教育から高等教育までのカリキュラム開発、教員の専門性開発、遠隔学習コースの開発を行い、海外の自治体や教育機関との連携のもとオンラインプログラムを提供している。日本国内でも、全国の高校生を対象とした「Stanford e-Japan」「Stanford e-Entrepreneurship Japan」や自治体・教育機関との連携プログラムなど多数の実績をもつ。

《木村 薫》

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