文部科学省は2024年4月16日、2024年度（令和6年度）全国学力・学習状況調査（全国学力テスト）の参加教育委員会数・参加学校数などを発表した。4月8日時点で参加する国公私立学校は2万8,414校。参加者数は、小学6年生が約102万3,000人、中学3年生が約99万8,000人。
全国学力テストは、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証して、学習指導の充実や改善などに役立てることが目的。対象は、小学6年生と中学3年生。教科に関する調査は、小学校が国語と算数、中学校が国語と数学。
2024年度は、児童生徒に対する調査を4月18日に行う。学校行事などを理由に4月30日まで後日実施が可能。小学校8校、中学校43校が後日実施予定で、全体の集計からは除外されるが、採点や調査結果は提供される。
4月8日時点の参加教育委員会数は1,810。参加校数は、小学校が1万8,728校、中学校が9,686校の計2万8,414校。調査対象者の在籍する学校総数に対し、参加校数の割合（参加率）は小学校が99.4％、中学校が94.7％、合計97.7％。参加学校数を国公私立別にみると、国立155校、公立2万7,864校、私立395校。参加率は国立100％、公立99.96％、私立37.8％。
後日実施校を含め、約102万3,000人の小学6年生、約99万8,000人の中学3年生が参加を予定している。なお、教育委員会数・学校数・児童生徒数は、4月8日時点のもので、調査当日までに増減する可能性がある。
2024年度全国学力テストでは、児童生徒質問調査は原則として全学校で端末活用によるオンライン方式で実施。2021年度（令和3年度）調査以来の「経年変化分析調査」と「保護者に対する調査」については、冊子を用いた筆記方式と、端末を活用したオンライン方式を併用する。
