順天堂と宝仙学園は2024年3月13日、宝仙学園中学・高等学校共学部をが順天堂大学の「系属校」とする協定を締結したと発表した。同大医学部への内部進学枠は数名程度。系属校の設置は2024年4月1日より6年間で、順次、対象学部・人数などの拡大を検討予定。
協定書は3月1日付で締結。学校法人である順天堂と宝仙学園が、教育連携を強化し教育振興を図る目的で、宝仙学園の中学校・高等学校(共学部)を順天堂大学の系属校とする内容となっている。
なお、それぞれ異なる法人が運営する系属校という形であり、学校法人はそれぞれ現状を維持する。系属校としての通称名は「順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校」。設置は2024年4月1日より6年間で、現在の高校2年生が進学する2025年入試から、順天堂大学医学部への内部進学枠を数名程度設ける。
順天堂大学は、医学部や薬学部など9学部と、大学院に5研究科を設置。本郷・お茶の水キャンパスなど5つのキャンパスでは2023年5月1日現在、大学院生・学部生あわせて7,989人が在籍している。
一方、宝仙学園中学・高等学校は中高一貫教育の成果により進学の実績を伸ばし、安定した社会的評価を獲得。2023年時点で、設置する幼稚園から大学までの総学生数が2,535人と開学以来最大となった。
協定書の内容については、今後、対象学部・人数などの拡大を検討予定としている。