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埼玉県の教員採用、1,736人が最終合格…倍率2.9倍

 埼玉県教育委員会は2023年9月29日、公立学校教員採用選考試験の最終合格者を発表した。合格者は前年度より219人少ない1,736人。試験の倍率は前年比0.1ポイント増の2.9倍だった。

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令和5年度実施(令和6年度採用)の埼玉県公立学校教員採用選考試験結果
  • 令和5年度実施(令和6年度採用)の埼玉県公立学校教員採用選考試験結果
  • 中学校等教員 教科(科目)別 結果
  • 高等学校等教員 教科(科目)別 結果

 埼玉県教育委員会は2023年9月29日、公立学校教員採用選考試験の最終合格者を発表した。合格者は前年度より219人少ない1,736人。試験の倍率は前年比0.1ポイント増の2.9倍だった。

 2024年度(令和6年度)採用となる埼玉県の教員採用試験は5,058人が受験。1次試験を2023年7月9日に実施し、3,281人が合格。合格者を対象とした2次試験を8月6日~9月3日の期間内にそれぞれ行い、1,736人が最終合格を果たした。なお、1次受験者数および1次合格者数には、1次試験免除者数を含む。

 合格者の内訳は、小学校などの教員が719人(前年度850人)、中学校などの教員が453人(同481人)、高等学校などの教員が307人(同351人)、特別支援学校の教員が202人(同205人)、養護教員が45人(同56人)、栄養教員が10人(同12人)。

 1次受験者数/最終合格者数の倍率でみると、小学校などが1.9倍、中学校などが3.6倍、高等学校などが4.1倍、特別支援学校が1.8倍、養護教員が7.3倍、栄養教員が8.0倍となった。

 中学校などの試験結果を科目別にみると、もっとも倍率が高かったのは保健体育で、1次試験受験者400人に対して最終合格者50人で、倍率は8.0倍、ついで社会が7.6倍。一方、もっとも倍率が低かったのは美術で、1次試験受験者24人に対して最終合格者18人で、倍率は1.3倍。ついで家庭が1.5倍、技術が1.6倍。

 高校などではもっとも倍率が高かったのは書道で、1次試験受験者30人に対して最終合格者1人で、倍率は30.0倍、ついで音楽の11.0倍。倍率が低かったのは、1次試験受験者19人に対して最終合格者9人の家庭で、倍率は2.1倍、ほかに農業2.4倍、英語・工業・看護2.5倍など。

《木村 薫》

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