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埼玉県立高校、第2期実施方策公表…12校を6新校に再編

 埼玉県教育委員会は2022年10月27日、「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」の策定を発表した。現在134校ある県立高校全日制課程のうち、和光国際高校と和光高校の統合等、12校を2校ずつ統合し、2026年度(令和8年度)から6つの新校に再編する。

教育行政 教育委員会
和光国際高校と和光高校の統合
  • 和光国際高校と和光高校の統合
  • 岩槻高校と岩槻北陵高校の統合
  • 秩父高校と皆野高校の統合
  • 越生高校と鳩山高校の統合
  • 八潮南高校と八潮高校の統合
  • 大宮工業高校と浦和工業高校の統合
  • 県立高校(全日制の課程)の配置(平成30年度)と地域区分等
  • 地域区分

 埼玉県教育委員会は2022年10月27日、「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」の策定を発表した。現在134校ある県立高校全日制課程のうち、和光国際高校と和光高校の統合等、12校を2校ずつ統合し、2026年度(令和8年度)から6つの新校に再編する。

 埼玉県教育委員会では、社会のニーズに対応した特色ある県立高校づくりを推進するため、「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」を策定。再編整備による新校の概要や基本方針等を示している。

 第2期実施方策によると、国際感覚を身に付けたグローバル人材を育成する高校設置のため、和光国際高校と和光高校、岩槻高校と岩槻北陵高校、秩父高校と皆野高校を統合する。国際に関する学科および普通科の併置校として、現在の和光国際高校・岩槻高校・秩父高校の場所にそれぞれ新校を設置する。

 また、越生高校と鳩山高校を統合し、アニメーション・美術に関する学科および普通科の併置校として、現在の越生高校の場所に新校を設置。八潮南高校と八潮高校を統合し、ビジネスに関する学科および普通科の併置校として、現在の八潮南高校の場所に新校を設置する。

 先端産業分野で活躍できる人材を育成する高校設置のため、大宮工業高校と浦和工業高校を統合。県内初の工業に関する学科および情報に関する学科の併置校として、現在の大宮工業高校の場所に新校を開校する。

 各新校は、2026年度入学者選抜から生徒募集を行い、2026年度に開校する。和光国際高校・岩槻高校・秩父高校・越生高校・八潮南高校・大宮工業高校は2025年度(令和7年度)入学者選抜まで、和光高校・岩槻北陵高校・皆野高校・鳩山高校・八潮高校・浦和工業高校は2023年度(令和5年度)まで生徒を募集する。

 今後の再編整備の進め方については、3期程度に分けて、現在134校ある県立高校の全日制課程の学校数について、2029年4月をめどに121~124校程度とする方針。高校の現状や地域バランスを考慮し、3期程度であわせて南部・さいたま・県央地域から2~4校、南西部・川越比企・西部地域から2~4校、東部・利根地域から2~4校、北部・秩父地域から2~3校の再編整備を検討している。

 あわせて、「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策案」に対する意見募集の結果も公表。7月19日から8月18日までの期間中、93人・7団体から211件の意見が寄せられた。意見の反映状況については、「意見を反映し、案を修正したもの」1件、「すでに案で対応済みのもの」5件、「案の修正はしないが、実施段階で参考とするもの」88件、「意見を反映できなかったもの」98件、「その他」19件と報告している。


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