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1人1台端末、小学生の6割以上が壊した・紛失した経験あり

 私立小学校に通う子供の6割以上が、タブレット端末を壊したり紛失してしまった経験があり、修理費用の価格帯として3~5万円が最多であったことが、Warranty technologyの子会社であるワランティ少額短期保険が実施した調査より明らかになった。

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私立小学生のタブレット端末破損に関する実態調査
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  • お子様のタブレット端末を壊した理由や背景について教えてください(複数回答)
  • お子様が壊してしまったタブレット端末の修理にかかった費用を教えてください
  • あなたはお子様のタブレット端末の取り扱いについて、どのような印象を受けますか
  • お子様のタブレット端末の取り扱いについて、雑さをどのような場面で感じますか(複数回答)
  • あなたは、タブレット端末の故障等に対応する「タブレット端末保険(モバイルの保険)」に加入していますか

 私立小学校に通う子供の6割以上が、タブレット端末を壊したり紛失してしまった経験があり、修理費用の価格帯として3~5万円が最多であったことが、Warranty technologyの子会社であるワランティ少額短期保険が実施した調査より明らかになった。

 調査は2023年9月、私立小学校に通学し、子供にタブレット端末を持たせている保護者111名を対象にインターネットにて実施した。

 調査結果によると、6割以上の保護者が、子供がタブレットを壊した、または紛失した経験があると回答。壊したことは「かなりある」24.3%、「ややある」41.4%、紛失したことは「かなりある」25.2%、「ややある」40.5%との結果となった。

 壊した理由としては「落下による損傷」65.5%がもっとも多く、以下「水濡れによる故障」63.1%、「経年劣化による故障」63.1%と続き、紛失した理由としては「落として紛失した」71.2%、「置き忘れた」53.4%の順で多かった。

 タブレットが壊れた際は、7割以上が「新しいタブレット端末を購入した」72.6%と回答しており、「メーカー保証や保険などを利用して交換・修理した」54.8%、「全額自費で修理に出した」42.5%と対応策が続いた。

 「全額自費で修理に出した」と回答した人に負担額を尋ねたところ、「3万円~5万円未満」との回答が最多で、「5万円以上」29.0%、「4万円~5万円未満」12.9%と続いた。

 保護者に子供のタブレット端末の取扱いについて印象を聞くと、7割以上が「雑」(「かなり雑」13.5%、「やや雑」56.8%)と回答しており、その理由として「タブレット端末を落とす事が頻繁にある」64.1%、「バッグにそのまま入れ、ほかの物と一緒にする」56.4%、「風呂などの水場で操作する」51.3%などがあげられた。

 タブレット端末の故障などに対応する「タブレット端末保険(モバイルの保険)」については、8割近くが「加入している(79.3%)」と回答。内訳としては「端末メーカー保険」39.8%や「保険会社の保険」29.5%、「キャリア保険」23.9%での加入が多くみられた。しかし、中には水漏れなどに対応していないなど補償内容が不十分な保険もあるようで「水筒をこぼすことが多いので、水濡れに対する補償が欲しい」といった声もあげられた。調査結果の詳細は、月100円からのスマホ保険「スマホケ」などを提供するワランティ少額短期保険のWebサイトで確認することができる。

《木村 薫》

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