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教育機関向けID管理ソリューション「in Campus ID」提供開始…キヤノン

 キヤノンITソリューションズは2022年7月1日、教育現場に特化した統合ID管理ソリューション「in Campus ID」の提供を開始する。教育現場におけるさまざまなIDライフサイクルへの、柔軟な対応を可能にする。

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「in Campus ID」概念図
  • 「in Campus ID」概念図
  • 「in Campus ポータル」画面
 キヤノンITソリューションズは2022年7月1日、教育現場に特化した統合ID管理ソリューション「in Campus ID」の提供を開始する。教育現場におけるさまざまなIDライフサイクルへの、柔軟な対応を可能にする。

 さまざまな現場や場面でIDとパスワードが乱立する状況において、一元的なID管理は今や必須となってきている。しかし、それらを統合する管理ソリューションは、一般的にはエンタープライズ向けに開発されているため搭載されている機能も多く、ライセンス費や維持費が高額となってしまう傾向にある。

 そこでキヤノンは今回、教育現場に特化した「in Campus ID」をリリース。教育現場における必要最低限な機能だけを搭載させることで、コストを抑えながら、教育現場における多様なIDライフサイクルへの柔軟な対応を可能にした。

 標準機能として、「ID・パスワードの一元管理」「Microsoft 365やGoogle Workspaceアカウント連携」「学生配布用パスワード帳票の発行」等を搭載。また、標準カスタマイズサービスとして「IDライフサイクル設定」「画面カスタマイズ」「アカウント一覧表示のカスタマイズ」等にも対応する。

 「パスワード帳票発行機能」では、学生に配布するアカウント・パスワード票を一括で印刷するためのPDFを作成することが可能だ。また、従来は学生全員分のID情報やパスワードを管理者が入力し、学生ごとに帳票の作成が必要となっていたが、「in Campus ID」ではランダムにパスワードを自動生成、個別の帳票を自動生成するので、管理者の負担を減らすことが可能となる。

 「IDライフサイクル管理機能」では、教員・職員・学生の種別だけではなく、教員(常勤・非常勤・他)、職員(正規・非正規)、学生(学部生・大学院生・卒業生)、退職・休職・留学・休学・退学・一時利用等、教育現場を想定したIDライフサイクル管理を実現することができる。従来はサービスによって個別設定が必要だったり、IDの複数設定・管理が必要だったものが、「in Campus ID」を導入することにより事前の設計で個別設定は不要、複数IDを意識せずに管理できるようになる。

 7月15日には、「in Campus ID」について紹介しつつ、統合ID管理で良くなること、気をつけるべきことについて解説するオンラインセミナー「教育現場におけるID管理の現状~統合ID管理で良くなること、気をつけるべきこと~」を開催。定員100名で、参加費無料。Webサイトにて申し込む。

◆in Campus ID
発売日:2022年7月1日(金)
価格:オープンプライス

◆オンラインセミナー
「教育現場におけるID管理の現状~統合ID管理で良くなること、気をつけるべきこと~」
日時:2022年7月15日(金)14:00~15:00
形式:ZoomによるWeb配信
参加費:無料(事前申込制)
定員:100名
申込方法:Webサイトより申し込む

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