AIドリルを提供するLibry(リブリー)は2021年3月18日、高等学校で学習指導要領の改訂が施行される2022年春に学習者用デジタル教科書機能をリリースすると発表した。 学習者用デジタル教科書の本格的な普及に向けた取組みで、新たに高校社会科にも対応。すでに、複数の教科書会社での採用が決定しているという。なお同日リブリーは社会科教科書「清水書院」との業務提携も発表している。 学習者用デジタル教科書は、従来の紙の教科書の紙面を内容やレイアウトを変えずにデジタル化し、デジタルならではの機能を付けたもの。現在、学習者用デジタル教科書の使用は授業時間の2分の1未満とする制限があるが、2021年4月に向けてその制限が撤廃される予定となっている。 これまでリブリーは、個別最適化学習を支援するため、学習履歴データに基づいた「類似問題検索」や「苦手克服機能」などを提供。現在は高校の数学・英語・物理・化学・生物・地学、中学校の数学に対応しており、出版社11社175冊以上をデジタル化し、400校超の学校で有償導入されているという。 今後は、学習者用デジタル教科書の特性とAIドリルの特性をもつ「デジタル教科書・教材プラットフォーム」として、教科書や問題集をデジタル化し、AIドリル機能で生徒ひとりひとりの学習履歴に基づいた個別最適化学習を可能にする。また、高校における新学習指導要領の施行に向けて、2022年春にリブリーを日本の教育が目指す資質・能力の「三つの柱」に対応した「”生きる力”を育むデジタル教科書プラットフォーム」に進化させるとしている。
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