教育業界ニュース

深圳大東京校と関東国際高が交流協定…特別奨学金も

 深圳大学東京校は、2024年3月27日付けで関東国際高等学校と交流協定書を締結したことを発表した。教育と国際交流分野において相互交流と協力を通じ、教育の進行発展と友好親善を図ることを目的としている。

教育行政 その他
関東国際高等学校の黒澤眞爾副校長(左)、深圳大学東京校の左右真哉副校長(右)
  • 関東国際高等学校の黒澤眞爾副校長(左)、深圳大学東京校の左右真哉副校長(右)
  • 関東国際高等学校の黒澤眞爾副校長(左)、深圳大学東京校の左右真哉副校長(右)

 深圳(しんせん)大学東京校は、2024年3月27日付けで関東国際高等学校と交流協定書を締結したことを発表した。教育と国際交流分野において相互交流と協力を通じ、教育の進行発展と友好親善を図ることを目的としている。

 深圳大学東京校は、深圳大学の初の海外分校として2023年4月に設立された、文部科学大臣指定の海外大学の日本校。世界大学ランキングトップクラスの深圳大学の教育カリキュラムをそのまま取り入れており、日本にいながら中国の4年制大学の学士を取得でき、卒業後は、日本の大学院に進学することもできる。中国語だけではなく、副専攻として経営学または情報コミュニケーション学を選択でき、将来のキャリアにつながる実践的な教育を行っている。

 関東国際高等学校は、1924年4月に松平濱子が創設した関東高等女子校が前身で、創立100年の伝統を誇る。国際高校として、グローバルな人材を育てるため常に一歩先をゆく教育を目指しており、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、ロシア語、イタリア語、スペイン語、フランス語などの英語以外の外国語にも力を入れ、現地研修の機会を提供するなど、特色あるカリキュラムを提供している。

 今回の協定により、教育施設の共同活用、外国語教育と文化行事の交流、相互支援を行う。また、生徒が深圳大学東京校に入学を希望する場合、推薦を受けた生徒に対し特別奨学金を授与する。

 3月27日には、深圳大学東京校四ツ谷キャンパスにて協定調印式を開催。関東国際高等学校の黒澤眞爾副校長と深圳大学東京校の左右真哉副校長が出席し、交流協定書に署名した。

 関東国際高等学校の黒澤副校長は、「深圳大学が東京に分校を作ってくれたことは、本校の生徒にとってはとても素晴らしいことです。この協定により、両校のさらなる発展的な関係の構築を望んでいます」と述べた。

 深圳大学東京校の左右真哉副校長は、「関東国際高等学校と深圳大学東京校は、グローバル人材を育てるという面で理念が非常に一致しております。ぜひ今後手を取りあって、世界で活躍できる人材を育てていければ」と期待を寄せた。

《いろは》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top