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宇宙教育の発展へ、国際高専とサイエンス・ラボら連携協定

 国際高等専門学校は2024年5月7日、e-kagaku国際科学教育協会およびサイエンス・ラボと宇宙教育の発展に向け連携協定を締結した。講師派遣、人材採用、施設・設備の相互利用などを通じて、宇宙マーケットの発展を目指す。

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  • 世界初のジュニア衛星プロジェクト「Space Satellite Project」

 国際高等専門学校は2024年5月7日、e-kagaku国際科学教育協会(京都市)およびサイエンス・ラボ(京都市)と宇宙教育の発展に向け連携協定を締結した。講師派遣、人材採用、施設・設備の相互利用などを通じて、宇宙マーケットの発展を目指す。

 国際高等専門学校は、新たな価値を創出し活躍できるグローバルイノベーターの輩出を目的に2018年に開校した高等専門学校。併設校である金沢工業大学と連携し、STEAM教育を実践し英語での工学基礎・専門基礎を重視するとともに、工学教育の世界標準と言われるCDIOプロセスを導入した豊かな人間力とリーダーシップ力を育成する教育を展開している。

 今回の協定締結は、e-kagaku国際科学教育協会でジュニア衛星プロジェクトに取り組んできた学生が2023年に国際高専に入学し、引き続き「e-kagaku Satellite Project 設計開発メンバー」に選出されたことがきっかけとなって実現したという。

 e-kagaku国際科学教育協会は、小中学生を対象としたAI・データサイエンスや科学コンテストの開催などを通じて「科学を通じた人間教育」を行う非営利法人。サイエンス・ラボが各地の科学教室のコンサルタントや教材開発に取り組んでいる。世界初のジュニア衛星プロジェクトであるSpace Satellite Projectは「超小型衛星に世界で初めてレーザー反射装置を搭載し、世界のレーザーサイトと協力して正確な軌道を求める」中高生が主体のクラブ活動で、2024年8月にアメリカから打ち上げが予定されている。

 今後、協定に基づき3者は、講師派遣、人材採用・育成のほか、コンテスト・合宿など教育コンテンツの提供、施設・設備の相互利用に関することなどで協力する。

《川端珠紀》

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