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日本人学校のプレ派遣教師、若干名募集…締切7/5

 文部科学省は、在外教育施設(日本人学校)へのプレ派遣教師を募集している。対象は講師などの経験があり、将来正規採用教諭を目指す人など。期間は原則として2年間。選考合格者は2025年度に各地に派遣される。応募締切7月5日。

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在外教育施設 プレ派遣教師を公募
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 文部科学省は、在外教育施設(日本人学校)へのプレ派遣教師を募集している。対象は講師などの経験があり、将来正規採用教諭を目指す人など。期間は原則として2年間。選考合格者は2025年度に各地に派遣される。応募締切7月5日。

 国際的な活動の進展にともない、現在、約3.6万人の子供たちが海外の「日本人学校」や「補習授業校」で学んでいるという。文部科学省では、海外で暮らす子供たちの教育の充実を図るため、在外教育施設への教師派遣を行っており、今回はプレ派遣教師を公募する。

 派遣先は日本人学校で、期間は原則として2年間。本人が期間延長を希望する場合には、評価などに応じて2年を限度として1年ごとの延長が可能。ただし、派遣される日本人学校が所在する国の事情によっては、ビザや所得税の課税状況などを鑑み、あらかじめ派遣期間の上限が定められている場合がある。

 応募資格は、概ね29歳以下で、小学校または中学校教諭普通免許状を取得している者。原則として、国内における小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課程もしくは特別支援学校の小学部、中学部の講師などとしての勤務経験、または民間教育機関における義務教育段階の児童生徒に対する集団指導経験が概ね1年以上あること。将来日本で正規採用教諭を目指す人など。派遣中は学校長の許可のもと、教員採用試験のために一時帰国が可能。また、採用試験対策として、派遣先の日本人学校の派遣教師から小論文の添削などの指導を受けることができる。

 希望者は、文部科学省のWebサイトより様式をダウンロードし、必要事項を入力したうえで、電子メールにて担当係まで提出する。提出期限は7月5日。選考調査票による書類選考と、小論文による第1次選考を実施し、合格者を対象に第2次選考の面接を行う。第2次選考は11月下旬ごろにオンラインにて実施予定。合格者の内定通知は12月ごろ、不合格者には2025年2月ごろに通知する。

 なお、派遣先については、文部科学省において諸条件を総合的に考慮して決定するため、必ずしも本人の希望どおりにはならない。また、教員採用試験に合格した場合を除き、内定後の辞退は認められない。教員採用試験において補欠合格し、最終合格者に繰り上げ合格となった場合は、速やかに文部科学省まで連絡すること。

 派遣先や勤務、給与上、応募方法など、詳細については文部科学省Webサイトで確認できる。

《木村 薫》

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