千葉県教育委員会は2022年3月11日、第3期千葉県教育振興基本計画を踏まえ、各学校・園において重点的に取り組む事項をまとめ、「学校教育の充実のためのホームページ」を作成し、Webサイトに掲載した。 これまで千葉県教育振興基本計画等に基づき、各学校および各園が重点的に取り組むべき事項を「学校教育指導の指針」として示してきた。2020年(令和2年)4月から実施される第3期千葉県教育振興基本計画は、学校および園において取り組むべき内容が整理されたものとなっている。そこで、「第3期千葉県教育振興基本計画を踏まえ、各学校・園において重点的に取り組んでいただきたい事項」をまとめ、「学校教育の充実のためのホームページ」を作成した。 「学校教育の充実のためのホームページ」では、4つの基本目標に分け、それぞれ施策を明記。基本目標1の「ちばの教育の力で、志を持ち、未来を切り拓く、ちばの子供を育てる」では、「人生を主体的に切り拓くための学びの確立」「道徳性を高める心の教育の推進」「生涯をたくましく生きるための健康・体力づくりの推進」「共生社会の形成に向けた特別支援教育の推進」の4つの施策を取りあげている。 施策の「人生を主体的に切り拓くための学びの確立」では、子供の学習意欲を高め学力向上を図る取組みを推進するために、県内小・中学校に対する学習ガイドの作成・活用、研修体系に基づく教職員研修の充実等を提案している。 基本目標2の「ちばの教育の力で、『自信』と『安心』を育む学校をつくる」では、「人間形成の場としての活力ある学校づくり」「教育現場の重視と教員の質・教育力の向上」「多様なニーズに対応した教育の推進」の3つの施策をあげている。「人間形成の場としての活力ある学校づくり」では、地域に開かれた魅力ある学校づくりために「普通科および普通系専門学科・コースの充実」「総合学科の推進」「地域人材の活用」等を提案。 その他、基本目標3では「ちばの教育の力で、家庭と地域の絆きずなを深め、すべての人が活躍できる環境を整える」、基本目標4では「ちばの教育の力で、世界を舞台に活躍する人材を育成し、『楽しい』『喜び』に満ちた豊かな社会を創る」をあげ、それぞれ施策をまとめている。 「学校教育の充実のためのホームページ」は、教育委員会のWebサイトからダウンロードできる。なお、すべての項目を取り入れることは現実的ではないとし、学校や地域等の実態を踏まえて取捨選択をして活用してほしいという。