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スプリックス×板橋区教委、GIGA端末のCBT活用で協定締結

 スプリックスは2022年9月16日 、東京都板橋区教育委員会と1人1台端末のCBT活用に関する協定を締結したことを発表した。板橋区では、スプリックスの「CBT for school」を導入し、児童生徒の基礎学力・プログラミング・主要教科の理解を評価する。

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CBT for school
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 スプリックスは2022年9月16日 、東京都板橋区教育委員会と1人1台端末のCBT活用に関する協定を締結したことを発表した。板橋区では、スプリックスの「CBT for school」を導入し、児童生徒の基礎学力・プログラミング・主要教科の理解を評価する。

 CBT for schoolは、小中学校等の公教育機関向けのCBTテストパッケージ。国際基礎学力検定TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)、単元別テスト、プログラミング能力検定とそれぞれ特長の異なる3つのCBTプロダクトを備えている。

 板橋区は2021年9月、区内の中学校で基礎学力検定「TOFAS(トーファス)」を試験的に導入。生徒からは「紙のテストよりも楽でやりやすかった」、教員からは「問題作成や採点の負担が削減され、業務軽減につながる」との声が寄せられた。

 板橋区教育委員会の中川修一教育長は「TOFASはアセスメントがデータ化された状態ですぐにフィードバックされる。定点観測することで、子供たちの学びに向かう力にもつながる」とコメント。公教育におけるCBT活用の端緒となり、今回協定を締結した。

 協定では、スプリックスと板橋区が相互協力し、児童生徒の基礎学力の育成や主体的・対話的で深い学びの充実と、教育振興に寄与することを目的とする。具体的には、1人1台端末でCBT for schoolを導入し、児童生徒の学力向上と教員の作業負担軽減に関する研究および検証を連携して行う。

 文部科学省は、一部の学校で2022年度全国学力・学習状況調査にCBT方式を導入。2023年度は各自の端末を使ってオンライン方式で中学校英語「話すこと」調査を実施予定。2024年度からのCBT移行を進めている。

《川端珠紀》

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