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EdTech導入補助金、世界基準の英語ツールが無償に

 公文教育研究会とプロンテストは、自治体・小中学校向け「小中学生向け実践英語力チェックアプリ」「プロンテストシリーズ」無償利用のための問合せを受付開始した。第1回の受付は6月10日午後3時まで。第2回以降は先着順で対応する。

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 公文教育研究会とプロンテストは、自治体・小中学校向け「小中学生向け実践英語力チェックアプリ」「プロンテストシリーズ」無償利用のための問合せを受付開始した。両社によるコンソーシアム事業がEdTech導入補助金2022の事業者として採択されたことによるもの。第1回の受付は6月10日午後3時まで。第2回以降は先着順で対応する。

 経済産業省の「令和3年度補正 学びと社会の連携促進事業(先端的教育用ソフトウェア導入実証事業)費補助金」は、EdTechツールの導入補助により学校等教育機関および学校等設置者と教育産業の協力による教育イノベーションの普及を後押しするもの。EdTechツールを学校等に導入し実証する事業者に対してその導入費用の一部を補助する制度で、学校や教育委員会は採択された事業者のEdTechツールを2022年度末までトライアルとして費用負担なく利用できる。

 同コンソーシアムが提供する「小中学生向け実践英語力チェックアプリ(1stツール)」「プロンテストシリーズ(2ndツール)」は、英語の授業や自習において個別最適化された復習を実現。TOEFLに準拠した世界基準の英語で構成された1stツールを確認テストとして使うことで、習熟の特徴と各検定教科書における復習箇所が個々の児童・生徒に提示される。2ndツールは、口の状態を調節しながら自分で音を確認できる発音判定矯正エンジン「プロンテスト」を搭載、検定教科書に準拠した問題を多様な活動で学習することが可能だ。その他、教職員が担っていた作問・採点・個別指導の一部が、AI技術によって代替されることで業務負担軽減や働き方改革にもつながることが期待できる。

 公文教育研究会は、ひとりひとりの「可能性の追求」を目指す一環として、ETSが提供するTOEFL PrimaryおよびTOEFL Juniorの日本国内での展開に参画しており、本件でも世界基準の英語を応用したEdTechツールを提供する。

 無償利用の問合せは、「コンソーシアム事業導入のお問い合わせ先」まで。


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《増田有紀》

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