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GIGAスクール端末を使ったテキストコミュニケーションに特化した新実践型プログラム

 アディッシュは子会社であるアディッシュプラスと共同し、小中高生対象のGIGAスクール端末を使用した文字を使ったコミュニケーション(テキストコミュニケーション)に特化した新たなプログラムの提供を2022年4月1日より開始する。

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  • プログラムで使用する教材イメージ
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 アディッシュは子会社であるアディッシュプラスと共同し、小中高生対象のGIGAスクール端末を使用した文字を使ったコミュニケーション(テキストコミュニケーション)に特化した新たなプログラムの提供を2022年4月1日より開始する。

 文部科学省が発表したGIGAスクール構想。2021年8月の「端末利用状況等の実態調査」によると、公立小学校の96.1%、中学校の96.5%が「全学年」または「一部の学年」で端末の利活用が開始されている。オンライン授業に取り組む学校も多く、端末上のチャットによるテキストコミュニケーションが展開されている。

 テキストコミュニケーションは文字を使用したやり取りのことを指し、身振り手振りや表情等の情報がない分、文字だけで伝える工夫や「伝えるスキル」が求められる。

 現在、チャット機能を使ったテキストコミュニケーションを「使わせていない」学校、教員の管理の下「使わせている」学校、それぞれ学校や自治体によって方針が違っている。子供は教科としてテキストコミュニケーションを学ぶ機会が少ないため、「投稿やメッセージ交換」に関するトラブル発生が推測される。

 年間300回を超えるネットリテラシーの啓発講演を行う、学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティングのスクールガーディアン事業部に多く教員から寄せられる相談内容が「ネット上のコミュニケーション」である。

 アディッシュはGIGAスクール構想の推進において、子供たちにネットリテラシーであるテキストコミュニケーションについての学習も重要であると考えた。そこで、アディッシュプラスと共同でテキストコミュニケーション特化の新実践型プログラムの提供を開始することとなった。

 同プログラムは、チャット上のコミュニケーションにおけるリテラシー・マナーに特化した、GIGAスクール端末上でのコミュニケーションを体験する、生徒参加型プログラム。対面コミュニケーションとの違い、文字ならではの注意点等、チャット会話やSNSで留意すべきコミュニケーション方法が盛り込まれている。

 子供たちは言葉が足らないために、意図せず誤解を招いてしまうことや、冗談のつもりが相手はそう受け取らない等、テキストコミュニケーションで起こりがちな問題を学習する。自分が何を伝えたいかではなく、相手がどう受け取るかを意識したテキストコミュニケーションのスキルを醸成し、情報化社会で自律して考えられる力を養う。
《高垣愛》

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