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5-11歳の新型コロナワクチン、3月より接種開始予定…厚労省

 厚生労働省は2022年2月14日、新型コロナワクチンの5~11歳の子供への接種(小児接種)についてのお知らせを発表した。小児接種は3月に接種開始を予定。自治体の準備状況によっては2月末から開始する場合もあるという。期間は9月30日までを予定。

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 厚生労働省は2022年2月14日、新型コロナワクチンの5~11歳の子供への接種(小児接種)についてのお知らせを発表した。小児接種は3月に接種開始を予定。自治体の準備状況によっては2月末から開始する場合もあるという。期間は9月30日までを予定。

 新型コロナワクチンの小児接種の対象は、原則として日本国内に住民登録のある5~11歳の子供で国籍は問わない。使用するワクチンはファイザー社の小児用ワクチンで、通常3週間の間隔をあけて2回接種する。対象年齢は1回目の接種時の年齢に基づいて判断し、1回目の接種時に11歳だった場合、2回目の接種時までに12歳の誕生日を迎えても2回目接種は小児用ワクチンを使用する。

 特に接種を勧めるのは、慢性呼吸器疾患、先天性心疾患等、重症化リスクの高い基礎疾患をもつ子供。基礎疾患がある場合やワクチンについて疑問・不安がある場合は、接種についてあらかじめかかりつけ医等とよく相談するよう勧めている。

 接種は全額公費で負担するため、無料で受けることができる。12歳以上の接種と同様、市町村から「接種券」と「新型コロナワクチン接種のお知らせ」が届き次第、ワクチンを受けることができる医療機関や接種会場を探し、電話やインターネットで予約をする。接種当日は保護者の同伴が必要。接種の際は、市町村より郵送された接種券等一式の他、マイナンバーカードや健康保険証等の本人確認書類、母子健康手帳の持参が必要。

 オミクロン株の感染拡大により国内の新型コロナ感染者全体に占める子供の割合が増えワクチンへのニーズが高まる一方、前例のないワクチンを子供に接種することへの不安を拭いきれない家庭も多い。厚生労働省は、Webサイト上に「新型コロナワクチン接種についてのお知らせ(5~11歳のお子様と保護者の方へ)」と題したリーフレットを掲載。保護者に向けてワクチンの効果や安全性を紹介している他、子供たちに向けたページも設け、なぜワクチンを受けるのか、どんなことに注意すればいいのか等、子供にもわかりやすいようイラスト入りで解説している。

 リーフレットはダウンロードも可能。詳細については厚生労働省のWebサイトで確認できる。
《畑山望》

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