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【大学入学共通テスト2022】新型コロナウイルス感染症対策まとめ

 2022年(令和4年)1月15日(土)および16日(日)に、大学入学共通テストが実施される。年が明け、各地で新型コロナウイルス感染者が増加傾向にある中、大学入学共通テストも感染症対策を講じながら行われる。

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 2022年(令和4年)1月15日(土)および16日(日)に、大学入学共通テストが実施される。年が明け、各地で新型コロナウイルス感染者が増加傾向にある中、大学入学共通テストも感染症対策を講じながら行われる。

 2021年6月4日に決定した「2022年度(令和4年度)大学入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症に対応した試験実施のガイドライン」は、感染状況を受けて12月24日、12月28日に改訂された。この記事では、多くの受験生を送り出す先生方に向けて大学入学共通テストに関する新型コロナウイルス感染症対策に関する情報をまとめて紹介する。

発熱・咳等の症状が出た場合、追試験もしくは別室受験が可能


 試験当日までに発熱・咳等の症状が出た場合、受験生から追試験等の申出があれば個々の受験生の状況に応じて対応することになっている。その際、感染拡大リスクや医療提供体制の逼迫状況等により、診断書の提出が困難な場合についても考慮される。

 また、試験開始前には試験監督者が発熱・咳等の症状の有無を確認する。本人の申出により発熱・咳等の症状がある受験生がいた場合は、診療室で対応し、追試験を受験するよう案内される。ただし、追試験を受験することが難しい等、特別な事情がある場合には別室での受験も可能。

無症状の濃厚接触者は別室で受験可能


 保健所より濃厚接触者に該当すると伝えられた者は、終日、別室で受験することができる。オミクロン株の感染が確定した患者の濃厚接触者で、宿泊施設等から外出が認められている者も別室での受験が可能。

【大学受験2022】ガイドライン再改訂、オミクロン濃厚接触者も受験可


試験当日は全員にマスク着用が義務付けられる


 試験会場では、発熱・咳等の症状の有無に関わらず、昼食時を除きマスクの着用(鼻と口の両方を確実に覆うこと)が義務付けられている。休憩時間や昼食時、入退場時等は、他者との接触、会話を極力控えるように呼びかけられている。

 何らかの事情によりマスクの着用が困難な受験生は、あらかじめ申し出ること。申出があった場合は、発熱・咳等の症状がある者、無症状の濃厚接触者とは別の部屋で受験できる。マスクを着用することが困難である旨あらかじめ申出がない受験生は、受験が認められない。その場合、追試験の受験申請および受験上の配慮申請が案内される。

試験室は感染症対策を講じる、保護者控室は原則設置なし


 試験室は、もともと不正防止等の観点から1メートル程度の座席間の距離が確保されているため、ガイドラインで示すさまざまな感染症対策を講じていれば、試験室の確保について追加的な対応は不要とされている。

 試験場入口には、試験室ごとに速乾性アルコール製剤が配置され、受験生・試験監督者とも入退室を行うごとに手指消毒が義務付けられる。また、1科目終了ごとにできるだけすべての窓を可能な限り、少なくとも10分以上程度開放することが望ましいとされている。ドア等を介した間接的な接触を避けるため、試験実施上、支障のない範囲で受験生が利用するドアを常時開放する等の工夫が求められている。

 受験生控室を設置する必要がある場合は、なるべく座席の間隔を1メートル程度確保し、マスク着用の義務付け、換気の実施等、試験室と同等の感染症対策を講じる。控室内の飲食や会話等感染リスクの高い行為は控えること。保護者の控室は原則設置しない。

 発熱・咳等の症状がある者、無症状の濃厚接触者には別室を設ける。別室においては、基本的におおむね2メートル以上の間隔で座席を配置する。また、基礎疾患を有する者、合理的配慮を要する障害等のある受験生のための別室は別に確保することになっている。【大学入学共通テスト2022】日程や時間割、用語・模試情報等まとめ(資料集)
《編集部》

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