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同志社大「データサイエンスAI教育プログラム」2022年度開始

 同志社大学は2021年12月6日、社会の要請に応えるため「数理・データサイエンス・AI教育」に関して、大学全体として推進していくことを決定、2022年度から「同志社データサイエンス・AI教育プログラム」を開始すると発表した。

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同志社データサイエンス・AI教育プログラム(DDASH)
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 同志社大学は2021年12月6日、社会の要請に応えるため「数理・データサイエンス・AI教育」に関して、大学全体として推進していくことを決定、2022年度から「同志社データサイエンス・AI教育プログラム」を開始すると発表した。

 「同志社データサイエンス・AI教育プログラム」はDoshisha Approved Program for Data Science and AI Smart Higher Educationの頭文字からDDASHと名付けられ、3つのレベルで実施予定。2022年度開始の全学部の学生を対象としたリテラシーレベルのDDASH-L、2023年度からの、より高度な内容を含む応用基礎レベルのDDASH-Aとそれらを含むDDASH副専攻の3つのレベルで開始を予定している。

 DDASH-Lは文部科学省数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度に準拠し、DDASH-Aは同認定制度の応用基礎レベルに準拠することを予定。また、DDASH-Lは、2005年度から実施している全学共通教養教育科目「データサイエンス1・2」や文化情報学部を中心としたデータサイエンス教育の実績を踏まえた全学での教育プログラムで、文系、理系を問わずすべての学生が修得できる。

 DDASH-Lでは、10数年のデータサイエンス教育の実績や総合大学の強みを生かし、既設科目のパッケージ化、またすべての学部から教員が参加するワーキンググループでプログラムを点検、検討し、複数学部で教材を作成している。また、プログラム内の必修科目はフルオンデマンドで開講、さまざまな分野の外部講師も迎える。さらに「統計検定を用いた質の自己検証」は、同志社大学生向け特別価格で受験可能となる。

 DDASHは、大学院レベルでの展開も予定しており、その一部として「Comm5.0 AI・データサイエンス副専攻」プログラムを開始している。今後も同志社大学では、世界で活躍できる人材育成を目指し、学部・大学院と一貫した数理・データサイエンス・AI分野の人材育成に取り組んでいくとしている。
《川端珠紀》

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