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学研×富士ソフト、バーチャル学習塾の実現に向けた共同実証

 学研塾ホールディングスと学研メソッド、富士ソフトは、新しいオンライン学習環境の実現に向けて共同実証を実施し、2022年春からのサービス提供を予定している。生徒の学習意欲と競争心の向上につながる仮想学習空間(バーチャル学習塾)の創出を目指す。

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 学研塾ホールディングスと学研メソッド、富士ソフトは、新しいオンライン学習環境の実現に向けて共同実証を実施し、2022年春からのサービス提供を予定している。生徒の学習意欲と競争心の向上につながる仮想学習空間(バーチャル学習塾)の創出を目指す。

 現在のオンライン学習環境は、授業の前後や休憩時間に行われていた生徒それぞれへの丁寧な指導や助言が行えず、質問や会話の機会も少ないことから、生徒の学習意欲や競争心が低下するといった課題が顕在化しているという。学研ホールディングスと富士ソフトは、これらの課題の解決に寄与する仮想学習空間を開発するための共同実証の実施に至った。

 共同実証では、富士ソフトが2021年6月から提供している仮想オフィス空間「FAMoffice(ファムオフィス)」を活用。仮想空間上にバーチャル学習塾を開校し、生徒はアバターで通塾して、先生や他の生徒とのコミュニケーションを行う。

 生徒や保護者へのヒアリングを通して学習意欲や競争心を高めるための必須要件を分析。その結果をもとに、富士ソフトは新しいオンライン学習サービスを開発し、「FAMschool(ファムスクール)(仮称)」として2022年4月からの提供を目指す。

 将来的には、「FAMschool」内での行動データと成績等の学習結果や学習履歴データ等を組み合わせて、テスト結果等からは発見することができなかった生徒それぞれの特性の可視化にも挑戦し、より的確な指導に結び付けることが可能となる教育プラットフォームを目指すという。
《桑田あや》

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